個人のホロスコープを読む。Aさんの場合。

占星術

 

こんにちは、ピスケスです。

 

8ハウスの解説に入る前に今日もちょっと寄り道をします(;’∀’)なかなか進まなくて申し訳ありませんが……。

以前に勉強させて頂いた、ある知人のホロスコープの解説を載せたいと思います。仮にAさんとしましょう。

 

 https://freehorocharts.com/

生年月日 1963/02/02

・太陽星座みずがめ座

・太陽と海王星 90度

・太陽と火星 180度

・太陽と月 90度

・太陽と土星 0度

・土星と月 90度

・土星と火星 180度

・木星と月 60度

・木星と水星 60度

・Kyronと木星 0度

・Kyronと冥王星 180度

・Kyronと天王星 180度

・Kyronと海王星 120度

・火星と月 90度

・火星と海王星 90度

・天王星と冥王星 0度

ざっくりとアスペクトを整理してみました。

前回、Yさんのネイタルチャートを解説しましたが、このAさんのネイタルチャートとある共通点があります。一体、なんでしょうか?ホロスコープ上で良く目立っていますよ。

 

この方のネイタルチャートにもグランド・クロスがある。

グランド・クロスは4つの天体が90度を形成し、線でつなげたら正方形になる配置です。

さそり座海王星としし座火星、そしておうし座月とみずがめ座太陽とみずがめ座土星(0度でほぼ重なっている)の4つでグランド・クロスになっています。

この星座たちは不動宮です。非常に頑固。てこでも動かぬ素晴らしいほど固い意志の持ち主です。

そういえば、前回見た方のグランド・クロスも不動宮で成り立っていました( ^ω^)・・・。

 

そして追い打ちをかけるように言わせて頂くと、太陽と土星がコンジャンクション(0度)で1ハウスにありますので、ここでも強い自我の持ち主であると読めます。土星が1ハウスですから、この世に生まれ落ちた瞬間にそれを背負って生まれてきています。

自分の内面を表現すること。意思をきちんと表明すること。自分の存在感を表に出すこと。これらを課題にして生まれてきてますので、90度や180度といった凶角があるのも、自分で克服できるようあちこちに試練を散りばめて今生にやってきていると考えられます。

この方も1963年生まれですので、人生は折り返し地点を過ぎていますね。これまで、表現するのが難しいと感じてきたこと、孤独であるとか、何か満たされない思いを抱きながらの半生であったかもしれません。それは、もし前世というものがあるなら、「自己表現すること」を最も難しいと感じるような体験が過去にあって、それをクリアするためにあえてハードルを高く設定し、生まれてきていると考えることもできます。

 

「自己表現」=「愛情表現」である。

これも偶然の一致ですが、前回の方は「愛情表現」が今生でのテーマだと書きました。

この方も、ネイタルチャート上ではどうやら同じです。

 

4ハウスに月がありますが、この場合、母親からの影響を強く受けます。実際に母親の存在か、もしくは母親から受けた思想が原因で7ハウスの独身時代に鎮座している火星と衝突を起こしたことがあると読むことができます。

結婚生活を表す8ハウスに冥王星と天王星が0度で鎮座しており、これが「所有」を意味する2ハウスの木星とオポジション(180度)ですので、結婚生活ではかなり自己主張を全面に出してきます。

自覚があるないとに関わらず、外の世界で、それは主に職場になるでしょうか、自己を表現することができなかった場合、そのフラストレーションは全て家に持ち込まれます。家庭しか表現できる場がないからです。もし、伴侶が似たような性格であったなら衝突は免れないでしょう。

本来なら豊かな愛情を育むべき家庭において、この方は自己主張という課題をこなそうとするわけですから、これは家族関係を良好に保つのは難しいということになります。よほど伴侶や子どもが合わせてくれないと折り合いがつきません。今のところ離婚には至ってませんから(笑)、家族に助けてもらいながら、この方は今生での課題をこなしてきたとみます。きっと協調性というものも、家族に教えてもらったことでしょう。

 

更なる課題の乗り越え方は、博愛主義を貫くこと。

ここまで読むと、ずいぶん我が強く、家庭内でもかかあ天下で生きてこれた人、というイメージになりますが、実は非常に愛情豊かな方なのです。

12ハウスに金星があり、12ハウスは一番最後の部屋です。長い人生で考えると、人の一生の集大成を表すとか、一生をかけてやりたいこと、人生の最後にこれをやりたいと潜在的に望んでいることを意味します。

金星は、自分だけでなく、周囲も輝くことを望みます。この方のワガママが許されているのは、この「皆幸せになるといい!」と願う博愛精神があるからです。

 

長い期間、時として孤独に陥る理由も、愛情のベクトルが家族や友人だけでは足りないからです。

 

更に、1ハウスに土星がある人の場合、どうしても根拠のない孤独感に陥りやすく、その寂しさから本来なら愛情を示したいはずの相手に傍若無人に振舞ってしまいます。本当は「愛してるよ」と言いたいだけだし、「愛してるよ」と言われたいだけなのです。

このような孤独感、欠如感にさいなまれる人は、まず、自分の中にあふれそうなほど持っている博愛精神を、皆も同じだけ持っているとは限らない、ということを念頭におくことです。

 

それから、ここが大事です。 

自分自身の姿を、よく鏡で見つめて下さい。

「あなたに欠けていることは何一つない」ということを、今一度確認して下さい。

あなたは、このホロスコープ上にもあるように、2ハウスの木星が「富と拡大と発展」を約束してくれています。あなたは、両親が十分な資産を準備してくれているのか、金銭で困ることはありません。

知識も非常に豊富で、欲しい情報は常に自分の中にあります。

更に、霊的な感性を持っており、それは金銭にもつながりますし、危ないところで助けられます。霊的な感度というものは、私は自分から発せられているわけでなく、周囲のさまざまな要因が複雑に絡まって、それを自分がキャッチできているにすぎないのじゃないかと思います。

たとえば、家族、友人、職場関係の人、兄弟、それから親、そのまた親、そのまた親と、あなたを愛してやまない人たちからの愛情のスペクトルが自分に向けられているからこそ、今日まで自分は無事に生きてこれたのではないでしょうか。ホロスコープを見る限り、あなたはそういう星の元に生まれています。

 

一人が向いているので、単独で行う心理カウンセラーや、福祉の分野で何か人の心を優しくすくうお仕事などいかがでしょうか。太陽星座がみずがめ座であるのも、それが由縁かもしれません。大きな水がめに水をくむように、沢山の人の心をすくって下さい。10ハウスの海王星が手助けしてくれるでしょう。

金星が位置している12ハウスは人生の到達点です。あなたは、人を助けることを潜在的に望み、それを最終目標にしているようです。数多くの人を癒すためには、まず自分自身を愛せるようにならなければ始まらないこと、それを学ぶために今生があることを、星があなたに教えてくれているように思えてなりません。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

 

ピスケス

 

  

 

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