受験を間近に控え、タロットカードをひいてみた

　

こんにちは、ピスケスです。

　

１月８日に記事を上げたっきり、はや一週間が経ちました。すっかりご無沙汰してしまいました(;’∀’)

　

長く生きていると人生とは色々あるもので、通常の生活を平常心でこなせない日もあるもんです。

私の場合、大したことではないんですけど、小学６年生の娘が年が明けてすぐ中学受験をしましたので、それに追われていました。

　

結果はダメだったけど

この一年間、志望校に合格するために親子で頑張りましたけど、結果は不合格でした。

本人よりも私の方がガックリ来ましたね。

娘自身は、まだまだ子どもということもありますし、ちょっと落ち込みましたけど、立ち直りが早いんですよ。

自分の頃を思い返してみてもそうでした。田舎なので中学受験はありませんでしたが、高校受験とか、就職試験とか、そんなに深く考えてなかったです。落ちたらまた別のところを受ければいいやぐらいで。

だから、本人が落ち込んでないんだから、ましてや私が落ち込むことなんてないんですよ。

でもきっと、受験を控えた子の親は、私と同じく一喜一憂するんです。子ども自身より胸が張り裂けそうな思いをします。結果がダメだったと知ったあの一瞬、奈落の底に叩き落とされたような境地を味わいます。大げさなようですけど、本当にそうなんです。

　

自分の子どもが、ジャッジされ、ふるいにかけられることがこんなに辛いだなんて。

　

ただ、さっきも書いたように、結果はダメだったけど、本人がケロッと立ち直ってくれたからそれが救いですね。だって結果がどうであれ、何も変わっていないんですから。

子どもが小児がんにかかったわけでもない。交通事故に遭って手足を失ったわけでもない。

家がなくなったわけでもないし、夫が急死して母子家庭になったわけでもない。

不合格でも、朝起きたら何ひとつ変わっていない、いつもの朝です。

娘が静かな寝息を立てていることに安堵します。落ち込んで泣いて寝られないこともなく、重い病にかかったわけでもなく、健やかに寝ています。私たちは何も失ってないんです。

それが本当にありがたい。

　

２０２４年１月のタロット占いで

お正月に、自分で２０２４年の年間占いをしていました。

その後、タロット占いの名人にも年間占いをして頂いたのですが、それは残念ながら画像がありませんので、自分で占った方を載せます。

これは「サイキック・タロット・オラクルカード」なるものです。通常のタロットカードと違って逆位置がありません。そのため、解釈がシンプルで読みやすいのが長所ですね。

昨年の年間占いでは９月に別離のカードが出て、義母の入院と他界がありました。

　亡くなった人からのメッセージの受け取り方　←良かったらこちらを覗いてみてね！

私にとっては、さすが「サイキック・タロット」というだけあって、信頼性の高いカードです。

　

「TRUTH」真実　通常のタロットカードでは「審判」

スピリチュアルな気づきや明晰さ、真実の開示。現在進行形の課題とともに、過去の評価の必要性を迫られている。

あなたには大きく何かを変えなければならないことがある。といって答えを急ぐのではなく、じっくりと時間をかけて考え、細心の注意を払いながら、賢明な判断を下さなければならない。というのも、あなたがこれから行う決断は、あなたが思っている以上に遠大な影響を与えるからである。

あなたが学び終えた、また、現在直面している課題と向き合い、評価することによって、自分を許し、受け入れ、癒されることができる。そうすることで、あなたがどこまで行けばよいのかを宇宙が教えてくれるだろう。自分に正直であること。自分が真実だと思うことを信じること。

　

こんなふうな意味になります。

　

このカードが出た時、すぐに娘の受験のことだと思いました。

このカードからは受験結果に対し、自分がどう感じるのかを読み取ることができます。この年間占いをしたのは受験日の数日前です。

「あなたは大きく何かを変えなければならないことがある」→これは「方針転換」や、「意識の変換」を意味します。

そしてまた、「過去を評価することによって自分を許し、受け入れ、癒される」とあります。これは真実を受け止めることによって反省し、前に進もう、と取れます。

読んだ瞬間に嫌な予感がして、でも人間というものは臭い物には蓋をするもので、私は出たカードの意味としっかり向き合うことをやめました。

すると、これは人にはなかなか理解してもらえないことと思いますが、不思議なことが起きたのです。

　

合格発表の日に作った料理が

合格発表の当日、私は結果はどうであれ、家族でご馳走を食べようと決めていました。

色々作るつもりで、沢山食材を買い込みました。朝から、娘の好物であるポテトサラダを作りました。

娘は、色々なお店のポテトサラダを食べますが、私の作ったポテトサラダが一番おいしいと言ってくれます。

発表のある時間まで、私は合格していることを信じて、ドキドキしながら、でもそれを努めて意識しないように時間が経つのを待ちつつ、ポテトサラダを作りました。

そして発表の前に作り終え、食べてみました。ところがなぜか美味しくないんですよ。

なんか、いつもと味が違うんですよ。何にも味付け変えてないのに。おかしいな、ジャガイモが古いのかな、とか思いながら色々調味料を足してみました。でも、結局やっぱり美味しくないままで、いつもと違う味のポテトサラダに私はちょっとだけ不満でした。

　

多分、私は本当は分かってたんですよ。娘が落ちていることを。潜在意識のどこかで。

　

だから１月のカードが「TRUTH」だったんです。タロットは、一応占いのくくりではありますが、私は個人的にはそうではないと思っていて、タロットは「自分の潜在意識とつながる媒体」だと思っています。

私は結果を知っていたと思います。が、向き合いたくなかったので、「TRUTH」のカードを深く読むことをやめました。だから、あんなに美味しくないポテトサラダができてしまった。

現実主義の人たちは、「未来が読めるっていうのか？何を言ってるんだ」とあきれるかもしれません。でも、これは理屈ではなく、そういうことは私はあると思っています。

これは感覚です。どうにも納得のいく言葉では説明できませんが、潜在意識とはそういうものです。表層の意識では知り得ない情報が沢山入ってるんですよ。

ポテトサラダが全然美味しくなかったのは、私が自分でも意識していないところで落ち込んだ気持ちで作ったからだと思います。

　

ただ、娘はそんな出来の悪いポテトサラダでも、がつがつ食べてくれました。

「美味しくないから無理に食べなくていいよ」と言ってるのに、「え、美味しいよ」と言いながら夫も娘も全部残さず食べてくれました。

美味しくないのに、ママのポテトサラダが一番おいしいよと言ってくれる娘で、私は本当に幸せだと思いました。

　

まとめ。真実は日常にあることを教えてくれたのかもしれない。

中学受験は志望校に入れませんでしたが、私は娘がやりたいということをやらせてあげることができたし、挑戦した子は挑戦する前よりも大きく成長できているはずです。

何よりも、私にとって重要なことは、受験に合格できなかったことを、心無い人にうわさされるのを気にすることではなく、子どもがその経験をどう感じるかです。

評価は学校から、周囲からされてしまいますが、一番に気にすることではありません。本人がどう感じ、それをどう今後の糧にしていくかです。

そういう話をすると、またそれを否定されることもあります。「そこまで考えなくていいよ。とりあえず、中学校に入学おめでとうでいいじゃない」と。

それはそうです。でも、やっぱり、当事者がどう感じ、乗り越えていくかが当事者には一番大事です。

人というものは、なかなか認められるということがないんですよね(;’∀’)大人になるにつれ、それがだんだん分かってくるからこそ、誰かに認めてもらいたくなり、人の評価を気にするようになります。

　

私も、娘が落ちて、本人よりもガックリきたのは、人の目を気にしたからです。

私は見栄を張りたかったんです。娘を合格させて、周りの人を見返したかったから頑張ったのだということに、結果が出て気が付きました。

娘のために頑張っていたつもりでしたが、本当は違いました。私は、自分の見栄のために娘を頑張らせていたということに、終わってから気が付きました。

だから私は娘より悔しかったし、娘は結果は思い通りにならなかったけど、誰のためでもなく、自分のために頑張ったから満足してるんです。

「あなたには大きく何かを変えなければならないことがある」　きっとこれは、そのことを言っているんです。

　

私にとって最も重要なことは、周囲を見返すことでも、娘を自分のエゴのために合格させることでもなく、「ママの作ったポテトサラダが一番美味しい」と言ってくれる娘に恵まれた幸せに気が付くこと。

それだけです。

受験は避けては通れない道であり、誰かが合格すれば誰かが落ちる。自分の子どもが評価され、否定されたような気持になる。そんな過酷な経験ですが、親にとって、合格であろうとなかろうと、わが子は満点です。

　

ここまでお読みくださり、ありがとうございました！

　

ピスケス