ホロスコープの１ハウスについて②

　

こんにちは、ピスケスです。

　

前回に引き続き、今日も１ハウスについて解説していきたいと思います。

　

１ハウスは「自分自身そのもの」、「生命力」や「気質」「見た目」を表す部屋です。

その部屋に私の場合は太陽と水星と月が入っています。

　https://freehorocharts.com/

太陽が１ハウスにある場合。自分の従うべきところは自分自身にある。

前回、太陽が１ハウスにある場合の意味を説明しましたが、今日はもっと具体的に解説を加えていきたいと思います。

太陽は自分そのものですので、１ハウスに入っていると、自分が何より大事、ととらえます。ただ、ASC(アセンダント)に太陽が近くなればなるほど自己中心的になりますが、私の場合太陽がASCよりやや下に位置していますので、自己中まではいきません。自分の意思を信じる、ぐらいでしょうか。

つまり「己を信じる」。

自分の力で人生を切り開きます。

　

これはまさに自分に当てはまっているといえます。

かつて人生において困難な状況に陥ったとき、「信じられるのは自分だけ」と本気で思っていたことがありました。

誰にも頼れず、孤独で寂しいようですが、そんなことはありません。

人は自分の期待通りに動いてくれないことがあるかもしれないけれど、自分自身はそんなことはない。

自分は自分を裏切らない。自分は、「ここまでは何があってもやるぞ」と本気で腹を据えたらやり遂げるから、大丈夫。

１ハウスに太陽がある人はそんなふうに自分を信じることができます。

こんな心強いことはありません。

　

水星が１ハウスにある場合

水星(☿)が太陽と月に重なるようにあります。水星が１ハウスにあると、自分のことを言葉で上手に伝えようとします。

　

水星は知識とコミュニケーション、情報の星ですので、知性を持って自分の伝えたいことを表現するのを得意とします。ここではあくまでも自分の伝えたいこと、となりますので、いきすぎると自分にとって都合よく脚色して伝えたりすることも起こりがちですが、それだけ巧みな話術があると解釈できます。聞いている側も楽しいでしょう。親しみやすく、言葉で人を惹きつけます。

また、欲しい知識があったら誰かに聞くよりも自分で取りに行くという姿勢があります。

現代はインターネットで知識を簡単に拾えるようになりましたので、どこにも行かなくても自宅にいて情報を検索できるようになり、学べるようになりましたよね。確かに昔は知りたいことがあったらよく図書館に行って調べものをしていました。

　

月が１ハウスにある場合

月は自分自身の内面を意味します。私と同じように１ハウスに月も太陽もある人は、意識が自分自身に向きすぎているかもしれません。

例えばですが、誰かの態度がいつもと違っていたりします。特に、自分から見て機嫌が悪いように見えたとします。すると、「今日どうしたのかな？私、何かしたかな？前に言った言葉が何かまずかったかな？」と思ってしまうと、きっとそうに違いない、私の言動が何か気が障ったんだ、と思い込みます。

更にいえば別に機嫌が悪いわけでもないのかもしれませんが、自分の見方に間違いはない、絶対に機嫌が悪い、と変なところに自信を持ちます。そして自分の存在がそんなに相手に影響があるはずもないのに、自分が何かしたに違いない、と信じ込んでしまいます。そういう自己中心的な考えは確かにあります。

太陽と月が１ハウスにある人は、物の見方が主観的になりすぎないように要注意ですね！

　

火星が１ハウスにある場合

では、火星が１ハウスにあったらどう考えればよいでしょうか。

　

生命力は強いとみてよいでしょう。そして行動的、活動的な気質です。ちょっとムキになりやすいかも？情熱的で負けず嫌い、そういったところから男勝りに見えるかもしれませんね。私が習っている占星術の先生いわく、見た目が男っぽくなりがち（男性なら更に男らしい）だそうです。男性なら色気があるかもしれませんが、女性なら色気はないということになります。

ちなみに私はかろうじて火星が１２ハウスですが、ASCに火星が重なっており、この場合、火星の影響が強く出ますので、性格が男性っぽく、見た目が男のようで、女性的な色気がない、ということになります。

　

金星が１ハウスにある場合

金星は「美」や「アート」「趣味」「華やかさ」を意味しますので、見た目が華やかで「こうなりたいなあ」と人に憧れられるような容姿をしている人が多いかもしれませんね。

楽しいことが好き。自分磨きに余念がない、美しいものに価値を抱き、ビジュアル重視となる可能性もあります。

　

木星が１ハウスにある場合

拡大と発展の星、木星が１ハウスにある場合は、自分自身が拡大、発展すると解釈して良いのではないでしょうか。羨ましいですね。

木星が入っているハウスはなんにせよ良い部屋になりますので、ご自分のホロスコープを上のリンクから調べてみて、どの部屋に木星が入っているかをチェックされると良いかと思います。

私のホロスコープでは、木星は３ハウスにあります。

３ハウスは「知識、旅行、兄弟姉妹、コミュニケーション」を意味する部屋です。やはりここでも知識が出ます。幅広く知識を得ることによって人生が大きく発展し、人とのかかわりで何かを得たり、旅行をすると人生が豊かになるとか、そういうことととらえます。

各ハウスの性質はこれからこのブログでも詳しく説明していきますが、今は簡単にインターネットで検索できますので、いち早く知りたい人は調べてみて下さいね！

また、１ハウスに木星がある人は「お金持ち」に見えます。体格の良い人が多く、豊かに見えるのかもしれません。そして「気質」の部屋ですので、心がおおらかで優しいとも解釈できます。

　

土星が１ハウスにある場合

土星が１ハウスに入っている人は、真面目で堅実、努力家です。

責任感が強く、任せられたことは最後まで責任をもってやり遂げます。自制心もありますので、自分に厳しく、プレッシャーにも強いです。

ただ、土星が入っている部屋は、同時にその生活場面が「修行の場」「試練」ととらえることもできますので、１ハウスに土星が入っている人はその強い自制心ゆえ、自分自身を素直に表現することが苦手かもしれません。自分の意思を素直に表現したり、少し自分にも周囲にもおおらかになることが人生のテーマとなっている可能性があります。

私のホロスコープを見ると、土星(♄)のマークは６ハウスにあります。

６ハウスは「労働」、そして「医療」「健康」「雇用」などを意味する部屋です。ここに土星があるということは、職場で厳しく指導を受ける、健康面において辛い思いをするとか、雇ったり雇われたりすることで辛い思いを強いられる可能性があります。確かに、昔を思い返してみると、初めて入社した会社では何で私ばっかり？と思うくらいに叱られてました。よっぽど出来が悪かったんでしょうね(;^_^A

ただし、土星は厳しく指導して対象者を伸ばしますので、後になってみると「あの頃があったから今の自分がある」と思える時がきっと来ます。渦中にいる時はじっと我慢して耐えるしかありません。

　

天王星が１ハウスにある場合

天王星が１ハウスにあると、個性的で独立心が旺盛かもしれません。人が敷いたレールの上で生きることに抵抗があります。常識にとらわれず、古い価値観を覆す才能があります。

ちょっと変わっているように見られることがあるかもしれませんが、自分らしく生きるためにも気にする必要はなく、自由に個性を発揮することで人生が大きく花開いていきます。

　

海王星が１ハウスにある場合

海王星が１ハウスに入っていると、感受性が豊かです。繊細で優しく、情にもろくなりやすいでしょう。人に対しても自分に対しても、良くも悪くも甘くなりがちなため、現実を直視する必要があります。

柔軟性があり、直観力に優れ、霊的能力もあります。その気質ゆえ環境の影響を強く受けますので、いつも自分を律してくれる人と一緒にいたり、場の空気の良いところに身を置いておくことが大事です。

　

冥王星が１ハウスにある場合

冥王星が１ハウスにある人は、カリスマ性があり、独特のオーラを放っているかもしれません。

「自分自身が権力」という意味となる冥王星１ハウスですので、ある場所においての権力者となる資質があります。プライドも高くなりがちですので、とても魅力はありますが、周囲と足並みを揃える意識は持っていた方が良いかもしれませんね。

生命力はパワフルで、自己を破壊してしまうほど頑張ってしまう可能性もありますので、自分自身をしっかりコントロールしましょう。

　

まとめ。１ハウスと天体の意味、そしてサインの意味を組み合わせて考えよう。

本日のブログでは、天体の性質に１ハウスの場面の意味を組み合わせて解説していきましたが、これに加えてサインの意味も入ってきます。

例えば、私のホロスコープでは１ハウスはうお座とおひつじ座にかかっていて、天体はぎりぎりうお座に入っていますので、うお座の「感性、信仰心、受容、柔軟性」などのエッセンスを混ぜ合わせると、

表面的には男まさりに強くふるまっているけれど、本当の姿はとても繊細で乙女チック。知性を使って周囲と上手くコミュニケーションを図りながら、結局自分の土俵で相撲を取る。

みたいなことになるでしょう。

私はまだまだ素人ですので、このような解釈をホロスコープを見て瞬時にできたりはしませんが、勉強を続けていった先に、いずれはその人自身も気が付いていない隠された本質を星の中に読み、自分らしく、幸せに生きられるお手つだいができるようになれたらいいなあと思っています。

　

次回は２ハウスについて解説していく予定です。

　

ここまでお読みくださり、ありがとうございました！

　

ピスケス