こんにちは、ピスケスです。
私たちのこれまで作り上げてきた土台や生活習慣、常識をひっくり返し、新しいシフトへと再生を促す星、冥王星は、2023年3月24日にみずがめ座入りしたものの、5月2日から6か月間は逆行していました。
その冥王星も、10月11日からは再びやぎ座で順行に戻ります。来年2024年1月21日までは順行状態が続きます。
冥王星がやぎ座とみずがめ座の間を行きつ戻りつするさまは、私たちの世界情勢や精神状態に重なるものがあるでしょう。
約15年のやぎ座冥王星からみずがめ座冥王星へ
冥王星はおよそ248年をかけて太陽の周りを一周するため、一つの星座に10年単位でとどまります。今、やぎ座からみずがめ座へと移行期間中ですが、やぎ座には2008年からとどまっていました。
2008年から2023年の15年間はやぎ座の「堅実で現実主義、集団を管理する」力のもと、古い物や習慣は壊れてゆき、新しい世界へ移っていったと考えられます。これまで、人々はある程度の規制下に身を置き、管理された状態に安心や安定感を求めていました。
人の嫌がることも自ら引き受けたり、傷つくような言葉を投げかけられても顔で笑って心では歯を食いしばって耐えるような涙ぐましい努力が美徳とされ、実際に耐え抜いた者が報われた時代でもありました。
ところが、コロナの感染が世界中に広がり、あちこちでロックダウンが起きると、否応なしに制限を受け、自由に行動する機会を奪われました。
コロナウイルスの感染拡大は、私たちの努力が追い付かないほどのスピードであっという間に世界に猛威をふるいました。
なすすべなく職を奪われた人も数多く存在するでしょう。自分の身体や生活が国の管理下に置かれる不自由を実際に体験することによって、私たちは、意識するとしないとにかかわらず、「自由を取り戻したい」という切実な思いが、平和な時には起こり得ない強さで私たちの無意識に入り込んだのでないかと思います。
そういった意味で考えると、コロナはやぎ座の「管理される世界」から、より「自由で新しいものを求めたがる」みずがめ座の世界へスムーズに移行できるよう後押ししてくれたと考えても良いかもしれません。
自由な発想、そしてより柔軟な在り方が必要とされる時代に
みずがめ座に到着した冥王星は、これから私達の意識の奥に少しずつ変異を促し、以前は居心地がいいと感じていた統制的なしきたりは排除=断捨離されていくかもしれません。
一部の人のためだけにある特権階級や既得権はますます大衆からは嫌がられ、疎外されていくかもしれません。ジェンダーレスも加速していくでしょう。
大企業に勤めて出世の階段を上っていくことが成功と考えられていた経済はすでに過去のこととなり、人々はロックダウンのおうち時間に自分の生き方や考え、得た知識の情報発信をすることで、好きな時間に好きなことをして働ける自由を知りました。
これから私たちが求める新しいものは、これまでの物質的な世界とは違って、遠い国の見知らぬ誰かといつでも繋がれるコミュニケーションツールだったりします。すでにそれは始まっていますが、拍車がかかっていくでしょう。このようなデジタルツールに対する苦手意識は捨て、流れに乗っていかなければなりません。日進月歩のIT社会に取り残されず、常に自分自身の脳内もアップデートしていける者が、新しい時代の追風を受けることができるでしょう。
また、これまであった物質は姿を失ってゆきます。ハードウェアはごく限られた優秀な機器だけが生き残り、その中のソフトウェアはより便利なものへ、貨幣は暗号資産などにシフトしていくでしょう。
今は冥王星が逆行から順行へ、そしてまた再び逆行しながらを繰り返すので、変わりつつある世界と、以前の物質的、管理的な世界の両方を生活の中に感じます。
前の世界へ戻りそうな気配はしますが、摩擦しながらあと1年半ぐらいの時間をかけて、恐らく今とは全く違った世界を私たちは生きることになるのです。
いつかは変わっていかざるを得ないのですから、この準備期間に、新しいものはどんどん取り入れて自分だけのオリジナルな生き方を模索していきましょう!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
ピスケス
コメント
そうですね。海外では手にICチップをうめこみ支払いをしたりする人もいますもんね。それをテレビで見たとき『こわい』と思ったけどいつかそれが当たり前の世の中になるのかもしれませんね。LINEが出来た時、私の周りにもLINEはこわい、しない方がいいよ。と言っていた人も今はみんな当たり前に使ってます。私も今は手にICチップとか恐い。と思ってるけど、周りがそうなったら、当たり前にしてるかもしれません。時代はどんどん変化しますね。と言いたかっただけです☺️
コメントありがとうございます!いつの時代も、新しいもので革新的なものほど最初は人々から受け入れられませんよね。確かに私も、「ラインなんて危ないからしない」と言ってた一人でした(;^_^Aスマホだって「かまぼこ板」を持っているようにしか見えなくて、なんかそれを耳に当てている様子がすごく変に見えて、しばらくガラケーでした。
要は使い方次第ですよね。「怖い」と最初に思ったり、違和感を受けたものほど、私達の生活を根本から変えてくれる可能性が高いので、そう感じたものほど知識を得て活用してみる。それが時代の波に遅れずに乗っていく方法なのですね。