６月３０日のメッセージ。禅タロットの大アルカナ「COURAGE」の意味。「勇気を持とう」

　

こんにちは、ピスケスです。

　

今日はちょっとホロスコープお腹いっぱいですので、気分転換に他のことについて書きたいと思います。

　

九州では連日降り続いている雨ですが、私の住む大分では昨日の夕方久しぶりに雲の切れ目から少しだ太陽が顔をのぞかせました。

今のうち！と、飼っている犬の散歩に出かけました。

雨上がりの道の端に咲いていた花。

いつものお散歩コースに数日前から咲いていました。

大雨に打たれても花びら一枚散らず、まだ咲いていた事にも心を動かされたのですが、禅タロットのあるカードにとても似ているので写真を撮りました。

大アルカナ８番　「COURAGE」　勇気

　

禅タロットの「COURAGE」を引いたら今あなたに必要なことは「勇気」

　

種子には自分が美しい花になる力を秘めていることなど信じることすらできない。

旅は長く、道は分からず、何一つ保証はないのだから、旅に出ない方が安全に決まっている。

旅の苦難は数限りなく、落とし穴はいくらでもある。

だが種子は試みる、努力する。

土との、石との、岩との格闘。

芽には多くの危険が待ち受けているが、進み始める。

人間にとっても道は同じだ。容易ではない。多くの勇気が必要になる。

生の、いくつもの挑戦に抵抗したり、それを避けたり拒絶しようとしたりしても何の意味もない。

もし種子が花になることが決まっているのならば、私たちはそれを通り抜けなければならないのだ。

もともとなるべき花へと成長していけるだけの勇気を持とう。

誰もいない、光もない、孤独な場所で生きる決意をする勇気。たとえ誰に気づかれなくてもこの一輪の花は誇り高く咲き、そしてこんなところに咲いた花は何よりも強い。

「OSHO 禅タロット 禅の超越ゲーム」より抜粋

　

私＝「種子」は風に飛ばされてこの岩と岩との隙間に落ちてしまいました。

(えっ、こんな所？！イヤだよ、土も水もないのに)

隙間から出ようともがきましたが、手足がないのでどうにもこうにもなりません。

(私、これから一体どうなるの……)

狭くて暗い、太陽の光がほとんど射さない穴蔵のような場所で私は途方にくれました。

それに寂しい。ここは花畑ではありません。誰もいないし、飛んでくる虫一匹いません。

音もないです。孤独に押しつぶされそうです。

でもやがて、

(やるしかない)

と思いました。

(ここで咲くしかない)

と決意しました。

土も肥沃にない所で根を張ろうとするのは、産みの苦しみに似ています。

苦しいです。場所もとにかく狭いので、思いっきり手足を伸ばせない感じです。

苦しい、苦しい、私は思いました。

ただ、水だけは豊富に飲むことができました。雨水は、岩にもどんな隙間にも浸み込んでくれるので、飲み水には事欠きませんでした。

そのうち、ちょっとだけ背が伸びて、岩と岩の隙間から見える太陽を見上げました。明るい光とわずかに見える青い空と雲に心がときめきました。

(もしかしたらここから出られるかも)

と、希望の光が太陽の光とともに射しました。

そうなると、自分の足元から根が面白いように出てきて勢いづいてきました。

まさにぐんぐんと音が聞こえるみたいに、岩の隙間にびっしりと根付きました。

やがて、少しずつ自分の顔が岩の表面に見えるまでに、ゆっくり、でも確実に外の世界が見渡せるようになりました。

(見えてきた、見えてきた、ああ、思いっきり空気が吸える。美味しい！)

(やっと、やっと、やっと！)

私は生きていることを実感しました。何よりも、生きててよかったと心の底から思いました。

花畑も見えないし、仲間もいない。蜜を吸ってくれる蜂も蝶もまだいないけれど、いつかきっと私に気づいてくれるでしょう。

ここは私だけの花畑です。

いつのまにか、私の頭につぼみがつき、花開いていました。

立ち止まって見てくれる人はまだ誰もいないけれど、私はいつか誰かが足を止めて私を摘んでくれるのを待っています。

　

ここまでお読みくださり、ありがとうございました！

　

ピスケス