こんにちは、ピスケスです。
今日はようやく、ホロスコープの１１ハウスについて解説していきたいと思います。
ようやく、とか言って、あまりに遅すぎて誰も待ってないと思いますが……((+_+))
ホロスコープの読み方なんて、インターネット上に腐るほどありますからね。検索すればプロの占星術師がはるかに上級の説明をして下さっています。
ただ、運よく？私のブログにたどり着いて下さった方には早く１２ハウスまでの解説を入れないと、他のハウスは読んだけど、１１ハウスはどーなんだ、１２ハウスはどーなんだってことになりますよね。
あとは、素人が解説する分かりやすさっていうのはあるかもしれないです。
プロの方は、分かったうえでの説明になりがちで、抽象的な表現が結構多いということがあります。
ホロスコープ全般の説明が、感覚で理解しないと全くついていけない人の解説もあるんですよ。元々そういう神秘性を狙っているのかもしれませんが。
私の場合は、まず自分自身が初心者であることから、自分自身が理解できるように説明を入れますので、これは一般の方にも入りやすい説明になっているのではないかと思います(‘ω’)♡
では、１１ハウスの解説をしていきます。
１１ハウスは他者との連携、複数の友人、グループ、組織作りを表す
１０ハウスが人生における目標達成を表す部屋なら、次に待つ１１ハウスは達成の先にある他者との関係作りと考えます。１～１０ハウスまでが個としての家作りであり、自分の人生設計に尽力とするなら、１１ハウスからは外堀りを作っていく作業です。
この頃になると、家庭を持っている人は子育てを終えて自分自身の人生をもう一度見つめ始める時期でしょう。子どもが家を出た人は特に、夫婦関係がよっぽど充実していない限り、社会生活が満足したものになっていないとぽっかり穴が空いたように感じられるかもしれません。
シングルの方の場合、仕事のキャリア形成がうまくいっている人は、後進を育てる段階に入り、１１ハウスのテーマともいえる組織作りに一役買うことになるでしょう。もしくは、仕事にまい進していた時代を終え、ようやく自分の時間ができ始め、長らく会っていなかった友人と再び趣味の活動を始めたりして充足感を得ていくかもしれません。
１１ハウスに調和の取れた星の配置があれば、壮年期に入って豊かな人間関係が待っている可能性が高いです。もしくは、好きなことをして満足度の高い生活を送れるとか、キャリアを積んだ人なら社会貢献としての活動をするかもしれませんね。
こちらは、先日見たSさんのホロスコープです。
１１ハウスのところを見ると、いて座土星(♄)が入っています。
この場合、土星は「地味でコツコツ」というイメージがありますので、交友関係は派手ではないけれど、昔から培ってきた友人と細く長く付き合っていく、という読み方ができると思います。
過去を表すドラゴンテイルとオポジション(１８０度)を形成していますので、ご友人とは前世でも縁があったかもしれません。
ただ、面白いのが、これは土星の苦手分野といってよいかもしれませんが、人を無邪気に信用したり、明るく楽しく派手に遊ぶことができません。いつも自分のペースで、無理のない範囲で誘いに乗る、気が乗らない時は会わないなど、あくまでも自分に余裕があったうえでの交友関係となります。また、人を信用しにくい性格ゆえ、お友達の言葉なども鵜呑みにはしません。そういうところは、相手に物足りなく感じさせてしまうでしょう。しかし、こうしたことも１１ハウスに土星があることと、ドラゴンヘッドとオポジションの角度というのが反発関係を示していますから、何かお友達との関係において課題を残して今世で出会ってきているのが大きな原因と読めます。ですのでこれらは、決してSさんに非があるわけではないのですよ。
ではここから１１ハウスにおける各天体の意味を解説していきたいと思います。
１１ハウスに太陽がある場合
交友関係に恵まれます。人と積極的に関わっていくことでチャンスが舞い込んできます。人脈を増やすと良いでしょう。ただし、他の天体と凶角を形成している場合は、交流が自己中心的となりがちですので、協調性を常に持って接すると良いでしょう。
１１ハウスに月がある場合
交友関係によって自己の内面を成長させていきますので、幅広く人と交流していこうとします。友達と仲良くする、友達と行動する、一人よりも友達と過ごすことで幸福度が高まります。月の満ち欠けの特徴から、友達の意見によって行動や思考が変わります。人の意見に左右されやすい、といってもよいかもしれません。ふらふらとあっちに行き、こっちに行き、としていると八方美人に見られかねないばかりか自分も疲れますので、感情的なものに左右されないように常に自分を持って付き合っていくことが大事です。
１１ハウスに水星がある場合
自分自身の向上のために、人と付き合っていこうとします。そのため、同じ目的に向かって進んでいく人、自分より物知りな人や尊敬できる人との交流を求めます。おさななじみや旧友というよりは、同じ目的に向かった人との関係が深くなりそうです。知性を重んじる星ですので、グループでの活動内や組織での関係において、自分と違う意見や違う価値観を持っている人を蔑視しないように気をつけましょう。
１１ハウスに金星がある場合
金星が１１ハウスにあると、社交的なので友達を多く持ちます。経済的に豊かな人が多いかもしれません。相手から見た時の印象がとても良いでしょう。もちろん金星という星がそう見せるのですが、人間的に他者に対して善良に接するため、親切な人に人が集まるのは当然の心理ですよね。ただし、他の天体と凶角を形成していると、モテる星のために友達と恋人を取り合ったり、遊びが危険なものにある可能性もありますので注意が必要です。
１１ハウスに火星がある場合
自分が活動的ですので、自然と同じようにエネルギッシュな人を求めます。情熱家ですので組織ではリーダーとなって周囲を引っ張ります。グループをうまくまとめたり、人脈作りがうまくいけば大きな成功を収めることも可能です。火星の説明においては常に口をすっぱくして説明しますが、人との意見の食い違いで衝突しやすいため、冷静に対処することが大事です。そこさえ気をつければ楽しい友達にも恵まれますし、組織の中でも強い存在感を発揮できるでしょう。
１１ハウスに木星がある場合
誠実な人間関係に恵まれます。木星が１１ハウスにあれば他者に対して非常におおらかで寛容に接することができますので、似たような人に出会い、生涯を通じて友達に困ることはありません。フットワークが軽いため、海外にも足を運び、異国でも友達を持ち、色々な人と交流することができます。社会的に地位の高い人と縁があるでしょう。もし他の天体と凶角を形成している場合は、友達とのトラブルなどが大きく発展しやすいため、木星特有のおおらかさ、器の大きさを忘れないようにすることです。
１１ハウスに天王星がある場合
個性的な友人に恵まれます。色々なジャンルの人と関わろうとしますが、交友関係が幅広くなるか、少数で個性的なビジョンを描くか、どちらかに偏りやすいです。幅広くなった場合、交際は多岐にわたるでしょう。少数の場合はマニアックなことを追求していくようなグループになる可能性があります。天王星が凶角の影響を受けると、秩序を無視した遊びに走ったり、交友関係のトラブルなどで激しく変動をきたす恐れがあります。
１１ハウスに海王星がある場合
夢や理想を追求するような、自由な思想を持った人と友達となりやすく、精神的なつながりを深めていくでしょう。奉仕の精神を持った人や、精神世界の探求が好きな人とも交わり、それによって自分自身の内面の充実を図ります。理想高き海王星ですので、友達に対して勝手なイメージを抱きやすく、想像と違っていたら失望して自ら離れていったりもします。それによって友達が減ることもあるため、相手に自分の理想を押し付けないように気をつけましょう。
１１ハウスに冥王星がある場合
洞察力に優れているため、人を見抜く目を持ちます。そのため、目的や利益が同じ人や、共感できる人を見分けて関わろうとするので、友達に困ることは余りないでしょう。冥王星は吉凶が極端に偏りやすいため、他の天体と吉角を形成していればかけがえのない親友に、凶角を形成していれば思いがけない裏切り行為を受けて孤独になるなど、波乱が起きることがあるかもしれません。
人生を豊かにしてくれる１１ハウス
注意点として、人生の後半に入って訪れる１１ハウスですが、若い時代に全く影響がないというわけではありません。１～６までが個人生活を意味するハウスに対して、７～１２は社会生活を意味するハウスですが、若い時の対人関係のクセなどは１１ハウスを見れば分かったりします。
例に挙げたSさんは１１ハウスに土星がありますので、壮年期における慎重でペースを崩さない対人関係の在り方は、結局若い時からそうだったりするのではないでしょうか。
また、私の場合は１１ハウスに天体が入ってません。その場合、対人関係において特徴的な行動がなく、友達も多くもないし、全然いないということもなく、それに対して孤独を感じるかというと一人でも結構平気、というようなどっちつかずの姿勢を取ります。こうした行動のクセは壮年期に入ってからそうなるのではなく、若い時からそうであることが多いということです。ホロスコープで対人関係を見るときには１１ハウスを見ればおおまかな流れが分かります。
いかがでしたか？素人ながらに１１ハウスまでようやくこぎつけました！
ここまでお読みくださり、ありがとうございました！
ピスケス
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