こんにちは、ピスケスです。
今日もちょっと脇道にそれて、私の知人のホロスコープを読んでみたいと思います。
素人ながら、去年よりもずいぶん星の配置についての理解が深まり、個人のホロスコープを読むのが楽しくなってきたピスケスです(*’ω’*)♡
いずれ当ブログで、個人のホロスコープを提供して下さる方を募集し、匿名配信していけたらいいなあと思っております。
それにはもっと腕を磨く必要がありますので、今、こちらのブログを読んで下さっていて、ホロスコープを読んで欲しいと思っていらっしゃる方、今しばらくお待ち下さいね!
では、今日はKさんのホロスコープを読んでいきますね。
約20年に一度のグレート・コンジャンクション生まれ。
https://freehorocharts.com/
生年月日/1980/12/09
太陽星座 いて座
・太陽と海王星 0度
・太陽と冥王星 60度
・月と木星 90度
・月と土星 90度
・水星と木星 60度
・水星と土星 60度
・水星と天王星 0度
・金星と火星 60度
・金星とKyron 180度
・火星と木星 90度
・火星と土星 90度
・火星とKyron 120度
・木星と土星 0度
・天王星と冥王星 60度
主要なアスペクト(天体の角度)は上記の通りです。
「グレート・コンジャンクション」というのは、木星と土星が0度=ほぼ重なる という現象です。これは約20年に一度起こる配置で、1940~41年生まれ、1960~61年生まれ、1980~81年生まれ、2000~01年生まれ、2020~21年生まれの人が持っているアスペクトです。
このグレート・コンジャンクションの時期は時代の転換期といわれており、歴史に残るようなことが起きる可能性が高いかもしれませんね。記憶に新しいのは2020年の年末にコロナウイルスの感染流行が始まりました。
木星は「拡大と発展」の星。対する土星は「試練と抑制」の星。この磁石のプラスとマイナスのような関係である2つの天体が重なった時、お互いの力が拮抗して、色々な影響を地球にもたらすのでしょう。ちょうどその時代に生まれた個人のホロスコープ上においても、少なからず影響を及ぼすということは十分に考えられます。
己の力量を自覚することで人生が拡大する。
これは、グレート・コンジャンクション生まれの全ての人に当てはまるといっても過言ではないかもしれません。時代の転換期に生まれていますから、社会的な役割や責任を与えられている人が多いでしょう。それを完遂するだけの力量を持っています。
このKさんのホロスコープでは、グレート・コンジャンクションが7ハウスで起きています。7ハウスは「結婚前の人間関係、結婚相手との出会い、仕事のあり方」等に影響のあるハウスですので、結婚相手との出会いが人生の大きな転換期になっている、と読むことができます。
生まれ育った家やその頃の家族関係、幼少期の経験よりも結婚後の生活や家族の方が、この方の場合は大きく拡大、発展します。大きく発展する、というと良いことばかりが起きるようにも受け取れますが、実際に良い出来事、悪い出来事というのはあくまでも個人の主観であり尺度です。誰でもそうですが、「成長」というのは、楽しいことばかりで平穏無事な時よりも、何か障害や壁にぶつかった時ほどするものではないでしょうか。
何かと学びの多い結婚生活。
ですので、ここでの「大きく拡大、発展する」というのは「学びの多い結婚生活だ」というふうにとらえて下さい。
8ハウスにある冥王星(♇)は、9ハウスの海王星(♆)と60度で吉角を形成しています。8ハウスは結婚後の生活や、他人から譲り受けるもの、愛情問題等を表す部屋。冥王星と海王星の吉角は夫婦仲の良さを象徴しています(私はそう読みます)。更に8ハウスには金星(♀)もありますので、結婚生活が楽しく、豊かであることを表しています。
この方は、私の知人ですので、もちろん容姿も知っています。ここでイメージを申し上げると、女性らしく(今、この時代にこの表現はかなりグレーゾーンかもしれませんが、想像しやすいようにあえて使用します)、上品で、ふるまいも慎ましやかで、非常に美しい人です。金星が8ハウスにあるのは恐らく、旦那様はこの方の雰囲気とたたずまい、美しさに心を奪われたのではないかと推察します。
結婚運も、配偶者運も良いと思いますよ!色々と背負ってしまっているピスケスとしては羨ましい限り……うう( ;∀;)
このように、恵まれているのですが、一体「学びの多い結婚生活」とはどういうことを指しているのでしょうか?
本当のあなたは母性より父性。父親のような人。
あなたは本当の自分の姿というものを知っていますか?
先にも書いたように、あなたは非常に容姿端麗で、気品があり、佇まいには品格さえ漂っています。
更にはあなたの生まれた時にはグレート・コンジャンクションがてんびん座にありました。てんびん座とは「調和、バランス、協調性」を意味する星座。いつも周囲との調和を気にして、その気配りと心配りは行き届いており、あなたはそれがごく普通のことだと思ってやっているかもしれませんが、それはなかなか真似のできることではありません。外見、内面ともにバランスの秀でた方です。
しかし、その容姿の奥に秘められた本当のあなたは、非常に男性的ではないでしょうか。
実をいうと、あなたは正午の大空に燦然と輝く太陽のような存在です。あなたがいなければ周囲に光は届かず、草木はしおれてしまうでしょう。太陽とは光の源であり、皆が目指す目標です。目標であり、皆にエネルギーを届けるもの。つまり、太陽とは、理想的な父親像を意味するのです。
その本来の強い存在感とは裏腹に、あなたは目立ったり、出すぎた行動を嫌います。太陽のように堂々と存在を示すのではなく、ひそやかに情熱を燃やします。その情熱は内なる探求心へとつながっていて、頭脳明晰です。本気で取り組めばどんな業種でも成功します。信じられないと思われるかもしれませんが、理系、文系、デザイン、研究etc.その気になれば何でもやれます。奇抜な発想力も持っていて、新しいアイデアを生み出す力もあります。
なのになぜ、あなたはそれをしようとしないのか?
所有することに対する恐れの感情
実は、グレート・コンジャンクションの配置の他に、気になるアスペクト(天体同士の角度)があります。
結婚生活の豊かさを表す8ハウスの金星が、2ハウスにあるKyron(キロン、カイロン)という小惑星と180度(オポジション)の角度を形成しています。Kyronは2ハウスに紫色の記号で示されているので探してみて下さい。
180度という角度はお互いの天体を引っ張り合うという意味で、それぞれの天体の力が強くなりすぎるといわれており、強くなりすぎれば衝突します。
金星は豊かさの象徴ですが、Kyronは「トラウマ、過去の傷」を意味します。この180度という角度から考えると、Kさんが結婚後の生活において豊かになろうとすればするほど、トラウマが表面化してくると考えられます。また、そのKyronは何か自分が持つこと(身体、財産、家族等々)=所有することを意味する2ハウスに入っていますので、これは過去に自分が何かを得ることで負ってしまった傷があり、所有するのが怖い、といった恐れがどこかにないでしょうか。
ここでの過去とは、幼少期かもしれませんし、今生に生まれてくる前、前世での記憶も含めて考えています。
もしかしたら遠い昔にとても大事なものを失ったことがあるのかもしれません。とても大事にしていた宝物を理不尽に奪われたのかもしれないし、愛する人と突然死別したのかもしれません。一文無しになったのかもしれないし、身体を失ったのかもしれません。その体験は今世だけのこととは限りません。
もし輪廻転生を信じるなら、私たちは誰もが何度も違う人生を生きながら、そうした深い傷を繰り返し繰り返し負っていることになります。しかし一つの人生を終え、またどこかの誰かになった時には、もう記憶の表面に上ってくることはありません。全く覚えていないし、今世での「私」は、最初で最後の人生を生きていると思っています。ですが、潜在意識の奥底には、どうしても忘れられない記憶、特に傷ついた経験に限って根深く残っていることがあり、それは今生ではなく、いくつか前に生きた記憶なのだと思います。
私たちは、この世に生まれてくる前に、前の人生で負った傷の修復や、乗り越えられなかった課題を今世で完了させるためにあらかじめテーマを決めてきていると思います。そのテーマを何に据えたのかさえ覚えていませんが、星の配置にはそうした不思議なことを教えてくれるヒントが散りばめられています。
こうした話を信じる信じないは自由です。しかし、自分の苦手とすることは何なのか?克服すべきことは何なのか?自分の好きなものは?嫌いなものは?なぜいつもここでつまずくのか?なぜこの瞬間は時が経つのを忘れるほどに楽しいのか?誰かに植え付けられた価値観ではなく自分が本当に望むこと、自分の長い一生のテーマを探求し、それを人生の目標に据えることは、より自分が幸せになるために必要なことであり、自分を知ろうとすればするほど、今この瞬間の意識だけではない集合的無意識を自覚していきます。
こうした作業は自分自身と向き合うことです。知らない方がマシな一面もあるでしょう。できればラクな方がいいし、知れば知るほど最初は辛いです。ですが、自分が何をしたいかも、すべきかも分からず、ただ社会から与えられたことが自分にとっての幸せなのだと思い込み、窮屈な価値観のフレームに押し込められ、目の前の義務を果たして生きていくよりはよっぽど意義のあることだと思うのです。
集合的無意識(しゅうごうてきむいしき、ドイツ語:kollektives Unbewusstes、英語:collective unconscious)は、カール・グスタフ・ユングが提唱した分析心理学における中心概念であり、人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域である。普遍的無意識(ふへんてきむいしき)とも呼ぶ。個人的無意識の対語としてあり、ユングはジークムント・フロイトの精神分析学では説明の付かない深層心理の力動を説明するため、この無意識領域を提唱した。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この先の人生をより幸せに生きるために
まとめますね。
以上のことで、何か思い当たることはありましたか?
もし、何か思い当たることがあるなら、「もう今世では手に入れても大丈夫なのだ」と自分に言い聞かせて下さい。
「失うのが怖い」と恐れてみたところで、ホロスコープを見る限り、すでにあなたはさまざまなことを手に入れてますよ(笑)。
8ハウスに金星、10ハウスの天頂に太陽があり、知性の星である水星は知的水準を最大限に引き出す9ハウスに位置し、新しい発想を促す天王星が水星を補佐しています。更には仲間を増やす活動の部屋である11ハウスには行動の星、火星まで入っています。笑っちゃうほど全てがバランスよくそろっています。それに加えて調和を重視したグレート・コンジャンクション生まれなので、言うことナシですね。
これは恐らく、失う経験をしたあなただから、今回の人生では全てを手に入れようと思って、ご自分でこれだけの運をあえてそろえたのではないかと私は思います。
それでも、こんなにそろえていても、恐怖が邪魔をして自信を持って生きることができないんです。記憶って良くも悪くも本当に自分の生き方に影響しますね。
もう忘れかけているかもしれませんが(笑)、冒頭で「何かと学びの多い結婚生活」と書きました。
これはどういうことかというと、本当はあなたがやれること、男性のように太陽のように皆を照らす光となって導いていく才能を、旦那様に投影しているのではないかという意味です。自信がないから旦那様になる人にそれを求め、それを彼がやっている姿を見て満足する。本当は自分ができるのに、所有して失うのが怖いから、夫にやってもらって、そのぐらいのところで妥協しているのです。
本当はそういうことではなく、自分の姿をベールで隠さずに、本来のあなたの姿で、太陽のように生きていくことが今世での結婚生活ではとても重要な気がします。元々女性も男性も、自分にないものを相手に求めて結婚するのでしょう。ですがあなたの場合は、見かけによらず非常に男性的なので、相手に求めず自分でやることが、本当の自分を生きることにつながっていくのだと思います。
小惑星のKyronも、11ハウスにある火星と120度を形成しています。120度というのは吉角の中でも大吉で、あなたが行動することがトラウマを克服するカギだよ!と教えてくれている気がしてなりません。
そういう意味で学びの多い結婚生活だと表現しました。
それから、最後にこれは一匹狼によくあることですが(一匹狼=男性的、というのも今やグレーですね!)、周囲の人にもう少し寛容になるともっとラクになるでしょう。普段から調和とバランスを気にしているあなたですから、とても疲れるのだと思います。ですが、あなたほど調和の取れる人はそういないので、仕方がないのです。
実は男くさい私。実は誰よりもデキる私。実は一人が好きな私。実は所有するのが怖い私。
どんな自分でも、自信を持って下さい。
あなたは自分が望むもの全てを手に入れるのにふさわしい人です。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
ピスケス
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