こんにちは、ピスケスです。
今日はホロスコープの10ハウスについて解説していきたいと思います。
やっとここまで来たか、という感じです(;’∀’)本当に、ダラダラとすみません。
10ハウスは人生の到達点。社会的な達成、天職を表す部屋。
10ハウスにはMCというホロスコープの天頂を表す線があります。

MCは10ハウスの始まりの線です。このホロスコープではオレンジ色の線で表されています。天体は反時計周りに動いてますので、1~12ハウスは左回りになっていますね。ですので当然のことながら、10ハウスの始まりの線は9と10の間の線ということになります。
1~6ハウスの下半分が人生の前半、また、自分の内面を意味します。7~12ハウスの上半分は人生の後半、また、自分の公的な一面(社会性)を意味します。このことから、MCは社会的な達成、自分の目指す目標を意味することになります。もちろん、そこから先は何も目指さないということではありません。私たちの成長は、息を引き取る最後の一瞬まで続くのです。MCはあくまでも社会的な人生の到達点であり、人間としての成長はそこで終わりではないことを念頭に入れておいて下さいね!
私ピスケスのネイタルチャートのMCの近くには海王星(♆)が位置しています。
これは、MCが天職という意味も含んでいることから、霊的な直観力を生かす生業が向いていることを指します。まさに占星術師は良いですね。人を癒す仕事であるマッサージ師も向いています。7ハウスにある冥王星と60度で吉角を形成していますので、海王星のネガティブな作用はさほど出ず、天からひらめきが降りてきやすいとか、奉仕の精神が際立って人のためになるような仕事に就けることを暗示しているのです。
私は知らず知らずのうちに天職を選んでいるとみて良いようです。
こうした作用はMCに天体が近ければ近いほど影響が強いと考えます。
また、10ハウスは4ハウスの母親を表す部屋と対極にあることから、父親を意味する部屋です。10ハウスに天体が入っていると、父親の影響を強く受けていることが多いかもしれません。
太陽が10ハウスにある場合
どんな分野での仕事も成功しやすい配置です。自分らしさが仕事によって発揮される人が多いでしょう。男性なら目上の人からの引き立てを受けやすく、出世が早いかもしれません。女性なら結婚により退職する可能性は低く、定年まで働くでしょう。仕事の仕方が父親に似ている可能性もあります。
月が10ハウスにある場合
仕事の内容が変化の多い職業に就くことがあるかもしれません。例えば営業の仕事。といっても単に売り上げを考えるだけの平凡なサービス業ではなく、月は個人の魅力を引き出す天体ですから、自分を売り出す芸能関係や人気商売が向いています。ただし、月は盛衰の激しい星回りですから、本当に売れっ子になれるかどうか、慎重に見極める必要がありますね。
水星が10ハウスにある場合
水星の天職はオリジナリティーを求める職業より、既得知識を更に磨く職業です。コミュニケーション能力も優れていますので、教師や旅行関係の仕事、塾の講師など、人と関わって頭脳をフル回転させる職業に楽しさを見出せます。頭の回転が良いためさまざまな資格や勉強に励みたくなると思いますが、専門性を高めるためには的を一つに絞ることです。
金星が10ハウスにある場合
仕事に楽しさを求め、実際に充実した仕事時間を送れそうです。特に華やかな世界の職業を求めましょう。芸術、ファッション、芸能、モデルなどにもチャレンジできそうです。女性はホロスコープの天頂である10ハウスにこの金星が配置されていると、結婚生活にも恵まれます。男性の場合はモテますから、結婚後の恋愛などで人生が混乱しないように注意しましょう。
火星が10ハウスにある場合
エネルギッシュに仕事をこなしますので、男性は仕事で成功できる力を火星から与えられそうです。少々の困難は火星はものともしません。女性なら男性と同等に仕事ができるでしょう。中年以降の成功は約束されているといってよいほどです。ただし、火星はどのハウスに入っていてもその情熱ぶりから人と衝突する可能性がありますから、成功してもおごることなく、人の話によく耳を傾けるようにしましょう。
木星が10ハウスにある場合
どんな職業に就いても成功が約束されているようなものです。特に他の天体と吉角を形成していたらもう怖いものナシですね。火星も仕事で成功できる可能性が高いですが、木星も「おめでとう!」と祝福のファンファーレが鳴るような羨ましい配置です。といっても全く心配がないわけではありません。恵まれすぎている余り、自分より仕事ができたり成功している人に遭遇すると、面白くないという感情が湧きやすいです。また、もし他の天体と凶角を形成していると、うまくいっている時に胡坐をかきやすく、気が付いたら転落している、といったこともあり得ます。常に謙虚でいること、人の成功も願う気持ちを忘れなければ中年以降は恵まれた人生となるでしょう。
土星が10ハウスにある場合
時間はかかりますが、成功に着実に近づいていけます。苦難もあるかもしれませんが、乗り越えるだけの忍耐はあるでしょう。組織に入って責任のある立場に立ってもうまくやっていけますし、真面目に正しく働く性分から、起業しても人からの信頼を得られてうまくいきます。凶角を形成している場合は、不当な扱いを受けたり、思わぬ不運に見舞われることがあるかもしれません。独断的になりすぎず、周囲と協調性を持ち、チームワークで乗り切ることが肝要です。
天王星が10ハウスにある場合
予期せぬ変化の多い配置です。仕事の波も激しく、ころころと状況が変わりやすいか、実際に転職を繰り返すかもしれません。独自の考え方をするため、職場になじみにくいということがありそうです。組織や集団に染まらず、独自のキャリアを築くとうまくいきそうです。フリーランスで働ける職業が良いでしょう。安定重視の仕事はやりがいを見出せません。他の天体と凶角を形成していると、周囲に風変わりな雰囲気が際立ちすぎて、避けられることもあるかもしれません。その独自性をある程度は自覚し、早めから仲間づくりをしておきましょう。
冥王星が10ハウスにある場合
非凡な才能の持ち主。特に珍しい職業で能力が発揮されそうです。新しい分野や政界進出も不可能ではありません。ただし、冥王星の徹底ぶりは吉凶混合しますので、常に謙虚な気持ちと社会的な正義を忘れずにいることがカギです。敵を作りやすいため、自分の力だけでなく周囲の支えがあってこそ今の立場があることを忘れないようにしましょう。
まとめ。10ハウスは労働としての仕事ではなく、社会的地位としての仕事。権力、権威、父親像。
9ハウスもそうですが、特に10ハウスはMCがあり、ホロスコープの天頂に位置するため、天体の力が強く影響してきます。日本は超高齢社会ということもあり、中年期以降の人生が長いため、ここからのハウスにどんな天体があり、どのような意味を持ち、その力をどう生かすかを前もって知ることは、将来の生活を豊かに過ごす良いヒントとなるでしょう。
このブログに巡り会っている方は、知った時にはすでに老齢期、という人は少ないはずです。
自分のネイタルチャートの10ハウスにどんな天体が入っているかを調べ、現在働いている人は働き方を変えてみるとか、転職を考えている人は天体の特性によって職業を決めてみるのもオススメです!
天体が入ってない人は、どんな職業でも大きな失敗がなくやっていけるというバランス感覚に恵まれていると考えられますので、興味のある仕事をコツコツやっていきましょう。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
ピスケス
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