ホロスコープの9ハウスについて

占星術

 

こんにちは、ピスケスです。

 

つい先日ですが、1月27日の夜、犬の散歩をしていたら、突如大きな月が見えました。

満月は26日だったと思いますが、肉眼ではほぼ欠けておらず、しかも赤く光っていました。

ほんとにぽっかり満月ですね~。

前回のブログ記事のアイキャッチ画像にも使用しています。

 

今日は、ようやくホロスコープの9ハウスに入りたいと思います。

 

9ハウスは「高等教育」「自己研鑽」「未知の世界」などを意味する。

1~8ハウスの人生が過ぎ、9ハウスまで来ると、社会的に色々なものを獲得していることに気づいています。

母親のお腹から出てきた時には、自分には恐れや不安などの意識しかないと思っていました。実はそこに身体が与えられているということをまもなく知り、家族と出会い、そこから人間としての生活様式や文化的教育を学びます。少しずつ家族という小集団から飛び出すと、学校教育、友達との出会い、芸術活動、スポーツ、恋愛、仕事等を経験します。

経験値が高まってくると、ただ与えられたことをこなすだけでは満足しなくなり、自ら問題や課題発見を見出すようになります。更なる高みを目指して新しい技術開発に乗り出したり、違うジャンルの勉強や研究、自分という存在価値をより高めたくなるのが9ハウスだと考えてよいでしょう。

 https://freehorocharts.com/

 

私ピスケスのネイタルチャートの9ハウスには天体が入っていません。

これは、各ハウスの説明をするたび繰り返し書きますが、そのハウスの運を持っていないということではなく、ごく普通なんだそうです。悪いわけではありません。

ちょっと意外に思ったんですが。私の9ハウスに天体は入っていませんが、勉強するのはどちらかというと好きな方です。結婚してから通信制の大学に入り、5年もかけて卒業し、その後2年ほどかけて保育士免許まで取ったからです。私に限らず、大人になって学び始めたり、好きなことの学習はわりとする方っていう人、いると思います。

それなのに、そうしたことが特に目立って9ハウスに表れていないのには、動機が関係しているような気がします。

私の場合は特に2つ理由があると思っています。

1つめに、私は労働の6ハウスで土星先生にしごかれ、自分が楽になるには組織に属して働き続けるのではなく、独立するしか逃げ道はないと思ってエステのマッサージを徹底して訓練したということ。つまり腕を磨きたくてたまらなくて練習を重ねたのではなく、現状から抜け出したい一心だったということ。

もう1つは、結婚してから通信制の大学に入ったり、資格取得に努めたのは、元をただせば経済的な生活不安からです。私にとって勉強というものは「将来を生き抜く術」です。最初のきっかけは決して好きで始めたものではないということから考えると、9ハウスに天体が入っていないのは当然といえます。

また、9ハウスに天体が入っていると学校の先生のように日常的に学問に携わっていたり、海外出張が長いとか、海外に生活拠点があるといったような意味合いが強いです。「高等教育」=日常的に学問、専門教育(大学、大学院)や、「未知の世界」=海外に精通、というふうに解釈した方がよいでしょう。

 

太陽が9ハウスにある場合

外国との縁が強い人が多いかもしれません。異国の文化を学び続けたり、実際に海外移住や海外で活躍するタイプです。また、少し哲学的になる要素も秘めていそうです。太陽=自分自身、の象徴ですから、自分とはなんぞやとか、人生について掘り下げて考えてしまう傾向がありそうです。

 

月が9ハウスにある場合

知識欲が旺盛で、生涯学び続けるかもしれません。学校教師が向いています。もしくは月=内面、母親、母性ですから、特に心理学や幼児教育などの分野を探求するとその道のエキスパートになれそうですね。ただ、満ち欠けのある月ですから、興味がコロコロと変わりやすい傾向にあります。知識が幅広くなるのは良いことですが、浅くならないように注意が必要です。常に刺激を求めるタイプですので、非日常である旅行に出かける人も多いでしょう。

 

水星が9ハウスにある場合

知的水準が高くなります。向学心が非常に強く、学ぶことが大好きです。探求心が強いので、少々難しい分野でもめげません。抽象的な学問に対する理解も明確にできます。通訳や文筆業、法律の専門家など、どのジャンルを選んでも、知りたい欲求があれば難なくこなせるでしょう。専門分野から派生して海外に縁ができる可能性もあります。しかし気をつけなければならないことは、自分の頭脳に自信を持つあまり、他人の考えや知識を軽視してしまうことがあるかもしれません。自ら会得した知識や教養だけでなく、人の考えや理論にも真摯に耳を傾けることができればもう怖いものナシですね。

 

金星が9ハウスにある場合

金星が9ハウスに入っていると、知性が光り輝きます。難しい学問に限らず、芸術の分野においても優れたセンスを発揮しそうです。人と交流するのが好きな天体ですから、孤独に勉学に励むというやり方ではなく、人と関わりながら上手に知識をもらいつつ、養っていくでしょう。外交にも向いています。意思の疎通が難しいような分野も苦手としません。しかし、ポジティブな材料が多いほど、ネガティブなことが起きた時の反動が大きいというのも世の常です。金星が他の天体と凶角を形成している場合は、慎重に行動するようにしましょう。

 

火星が9ハウスにある場合

情熱的で行動力に長けた火星は、一つの分野において猪突猛進に学ぶため、その道で成功する可能性が高いです。学問に限らず、スポーツでも芸術でもよいでしょう。一心不乱に訓練すると火星の長所が最大限に引き出されます。ただ、どうしても自分のやり方に固執する面があり、他の意見を退けることがありますので、周囲と衝突しやすいのも火星の一面です。行き過ぎた言動にならないよう、時々旅行に行ってリフレッシュすると沈静化するかもしれません。

 

木星が9ハウスにある場合

木星が最大の力を発揮するのがここ9ハウスです。知識や教養が大きく育つだけでなく、精神性も高くなります。9ハウスは「自己研鑽」「高等教育」「未知の世界」です。自己研鑽とは私のような?生活に迫られて勉強するような短絡的な要素ではなく、生涯をかけて教育に携わったり学び続ける要素。高等教育は普通教育を終えたそのまだ先の、専門的な研究の要素。また、未知の世界は自分にないものを学ぶという程度ではなく、グローバルに世界を広げて活動する要素を指します。しかし、木星が9ハウスにある人は、それらをまだ超えた、例えば宗教思想、哲学、人道主義といった、霊格まで問われるような、高尚な学問に携われる能力が先天的に与えられているということです。仮に他の天体と凶角を形成していたとしても、それほど影響はないほどこの9ハウスに入っている木星は力強いです。

 

土星が9ハウスにある場合

地道にコツコツ学ぶことで徐々に知性の力をつけていきます。長期的に知識を会得しますので、浅知恵にはなりません。土星の修行の力が働き、学びながら何か壁にぶつかってくじけそうになるかもしれませんが、諦めずにやり遂げることが肝要です。また、新しいことを取り入れるのが苦手かもしれませんが、時間はかかっても身についてゆくでしょう。

 

天王星が9ハウスにある場合

前記した土星とは裏腹に新しいことが大好きで、革命的な発想や思考を取り入れたがるのが天王星です。時代の変わり目、例えばIT革命の時代などにすんなり溶け込み、追いつけるのが最大の長所です。9ハウスに天王星がある人は、古い学びは捨てて新しいことをどんどん学んでいくとよいでしょう。他の天体と吉角を形成している場合は、教育改革など、大きな枠の中で変革の先陣を切れるかもしれません。旅行においても、何か自分の価値観を覆すような体験をしやすいです。ただ、凶角を形成している場合、旅先でのトラブルに注意しましょう。

 

海王星が9ハウスにある場合

海王星が9ハウスに入っていると、難しい学問を堅物になって勉強するという姿勢ではなく、感覚で知識を吸収していきます。特に、芸術の分野に携わっている人が9ハウスにこの天体を持っていたら「おめでとう!」と声をかけたいほど、素晴らしい感性を発揮できます。芸術、文学、出版、音楽家等、一人の人間の内に秘められた想像力を最大限に生かした分野での成功が期待できます。ただし、生き方が流動的ですので、一度スランプに陥るとか、恋愛やギャンブルなど不毛なことに足を突っ込んでしまうと、売れないアーティストになる可能性もあります。特に他の天体と凶角を形成している場合は要注意です。理想と現実の手綱をしっかりと握っていれば大成できます。

 

冥王星が9ハウスにある場合

ぱっと見はごくごく普通な、至って平凡に見える人でも、この9ハウスに冥王星を持っていたら、潜在的に秘められた能力を持っているでしょう。普通にしていても、どこかちょっと変わった雰囲気を醸し出しているかもしれません。職業がすでに占い師だったり、霊感を生かした職業を生業としている人もいるでしょう。常識的で世俗的な思想を嫌うため、仮に現実的な職業に就いていたとしても、普通を好みません。良い意味での非常識さで人と差をつけていくと、非凡な才能を発揮できます。学びは常識とは逸脱した分野である方が向いています。

まとめ。9ハウスは人生後半での成功がかかっているかもしれない。

9ハウスに天体が何もない私から言わせると、ここ9ハウスに何らかの天体が入っているというのは、

 

羨ましい限り!!

 

と、声を大にして言いたいので、フォントを大きくしてみました(*’ω’*)♡

 

やはり、7ハウスから9ハウスというのは、だんだん自分のそれまで行ってきた学業や職業での成果が何らかの形で出始める頃です。また、それまで鳴かず飛ばずだった人でも、この9ハウスにおいて自分がどんな能力を持っているかどうかを知ることで、まだワンチャンス期待できるわけです。どんな天体であれ、ここ9ハウスの部屋を後押ししてくれてますから、私も何か一つ天体が欲しかった……と思わずにいられません。

ただ、大丈夫です。

たとえ私のように天体が入っていなくても、落ち込むことはありません。他の天体とのからみがありますので、皆必ず吉凶混合しています。自分の得意な分野(ハウス)を伸ばせばよいのです。

 

皆さん、全くホロスコープに興味がない人でも、自分のネイタルチャートの9ハウスに天体が入っているのかいないのか、さすがに気になってきませんか?

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

 

ピスケス

 

 

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