ホロスコープの6ハウスについて

占星術

こんにちは、ピスケスです。

 

ずいぶん日が経ってしまいましたが、今日は5ハウスの次の部屋、6ハウスについて解説していきたいと思います。

 

6ハウスは「労働」「健康」を表す部屋

その他にも、雇用関係、仕事仲間、修行、奉仕、整理整頓、健康管理、訓練などの意味があります。

 https://freehorocharts.com/

おなじみ、私ピスケスのネイタルチャートです。

同じホロスコープを繰り返し見る方が、毎回違うホロスコープを見るよりも理解しやすくなる気がするので、毎回私のネイタルチャートで勉強しています。

私のネイタルチャートには6ハウスに土星が鎮座しています。

 

土星は「規制」「抑制」「試練」「困難」を意味する天体 

1ハウスで一人の人間が誕生し、そこから肉体を得て、家族と出会い、小学校から少しずつ外の世界へと出ていく過程が2~5ハウスです。学校での学びを終え、社会人となってからこの6ハウスの運命がまわり始めると考えてよいでしょう。

私の場合、この6ハウスから本格的な人生の学びが始まりました。

 

自分のホロスコープを読めるようになった時、過去の辛かった社会人生活の意味が分かりました。

 

確かに労働って、楽しいことの方が少ないとは思うんですけど。

新卒で入った会社ではよく上司から叱られました。他にも同じミスをしている社員もいるのに、私にだけ指導が特別厳しかった気がします。同期からは、私が田舎者で野暮ったい雰囲気に見えたからなのか(地方ですから皆田舎者にもかかわらず)、よくいじられました。

厳しくするのは見込みがあるからとか、たまに言いますよね。でも、そんなことではなかったと思います。田舎者で全然あか抜けてなくて、愛想のない私がかわいくなかったんだと思います。

 

2年勤めてその会社は辞め、美容業に転職しましたが、次の会社でも、給料の遅れとか、未払いが起こり、結果的には倒産。その次に入った会社では、セクハラに遭いました。露骨にお尻とか胸とか、脂ぎった顔の上司に会うたびに触られました。

更に土星をもう少し深く読むと、土星と天王星が90度の凶角を形成していますので、これは人間関係で苦労すると読めます。これは、己の哲学にこだわるため、周囲に合わせることができないのです。

それから、冥王星とは60度の角度を形成しており、これは吉です。地道にコツコツを徹底するため、自己鍛錬を続け、目的を達成できると読めます。確かに目的は果たせましたが、一生食べていける技術を身につけるのはなかなか大変でした。

 

こうしたことも、当時は働くとはそんなものだと思っていましたが、占星術の先生から「ピスケスさんは労働で苦労してきたね~」と言われた時に初めて腑に落ちました。

やっぱりあの経験はそれなりに辛いことだったんだと。

そして、ここからが土星先生の腕の見せどころですよ。土星は辛いことだけを私たちに押し付けるのではありません。そこから、何かを学ばせるために、乗り越えられるだけの試練しか与えません。そうして、苦労の末に乗り越えたのち、素晴らしいギフトをくれるのです。

 

私の場合は、美容マッサージで個人事業主になれたことでした。

 

約12年間雇われの身で修行し続け、自宅で小さいながらも一人で働けるようになったのは、土星から与えられた試練にも負けずに逃げ出さなかったからだと、今でこそ思います。

 

6ハウスに太陽がある場合

労働と健康のハウスに太陽があるのは、それらが一生の中で重要な位置づけになると考えてよいでしょう。自分自身の健康を第一に考え、健康を資本として一生懸命に働きます。労働は奉仕の精神を忘れないことが重要ですが、それを地で行く人です。凶角を形成する天体がなければ実際に健康と人間関係に恵まれますので、労働に生きがいを感じます。

 

6ハウスに月がある場合

太陽と同じく、奉仕の精神で働くと良い職業に恵まれます。人に尽くす福祉関係の仕事が向いていますが、月に満ち欠けがあるように転職を繰り返す可能性があります。また、健康状態も浮き沈みが激しく、体調が安定しないことも多いため、過度にストレスを抱えないことが大事です。動物を飼うと癒されます。とはいえ、基本的に働くのが好きな人が多いです。

 

6ハウスに水星がある場合

労働により知的水準がアップします。細かい計算や小さなミスが許されないような経理、事務、秘書が適職です。銀行員も向いています。会話も上手なため、セールスもできます。ただし、仕事をやりすぎると神経症を患いやすいです。他の天体と凶角を形成しているとそれが顕著になるため、働きすぎによる精神疾患には要注意です。

 

6ハウスに金星がある場合

金星は何よりも楽しいことが好きなため、6ハウスに金星が入っていると楽しいことや趣味を仕事にできる可能性が高いです。趣味でなくても、基本的に楽しく仕事ができる人です。人間関係も良好で、余り上司や部下に悩まされるといったこともなさそうです。基本的に何事においても「楽しく美しく」がモットーとなりますので、労働条件は「楽しく美しく」が最重要課題でしょう。デザイン、美容、芸術方面の職業が合っています。健康状態も基本的には良いですが、凶角を形成し、金星の力が過度になると、暴飲暴食による健康被害が出るため注意が必要です。

 

6ハウスに火星がある場合

火星が6ハウスに入っていると、刺激が強ければ強いほど燃えるタイプなため、営業成績を争ったり、何かを追い求める、とことん追求、研究するような分野が向いています。体もタフなので肉体労働やスポーツジムのトレーナーなども向いているでしょう。ただ火星は過度になりすぎると人間関係の悪化、事故やケガが起きやすいので、いつも100%で働くのではなく意識して休息することが暴走しないコツです。

 

6ハウスに木星がある場合

6ハウスに木星が入っていると、仕事にも健康にも人間関係にも恵まれます。羨ましいですね!

立場的には、雇われても良し、雇う側にまわっても良しです。困難が起きても現実的に対処し、周囲から信頼されます。「この人に頼めば何とかなる」と、一目置かれる存在となるでしょう。収入にも恵まれます。しかし、木星は何事にもおおらかで太っ腹ですので、仕事や遊びも大きく過剰になりすぎると健康を害します。特に、肥満、肝臓疾患、痛風等の注意が必要です。また、これが不思議ですが、病気になることで何らかの利益を得る運も持っています。

 

6ハウスに天王星がある場合

「自由を好む天王星」ですから、仕事はサラリーマンではなくフリーランスが向いています。

自由な発想力を持ち、自己流で成功する星回りです。型通りの仕事に就いてしまうと、上司ともめたり、部下とトラブルを起こします。オリジナルな企画力やアイデアはフリーランスになってこそ威力を発揮するというもの。または、職人気質で新しいデザインを発案したり、一人で仕事をするのが向いています。仕事で独自性を自由に出せれば健康状態も良好を保てるでしょう。

 

6ハウスに海王星がある場合

海王星が6ハウスに入っている場合は、その優れた共感力を生かした仕事が向いています。福祉、医療、ヒーリング、水商売等です。主に人を癒すことに注力すると良いでしょう。霊感が強く、職場環境に影響を受けやすいです。転職を繰り返すのはよくありません。体調を崩したり、心因性の病にかからないよう慎重にすべきです。

 

6ハウスに冥王星がある場合

仕事にとことんやりがいを求めます。人が嫌がる仕事でも、やりがいを見出せば進んで飛び込んでいきます。それによって収入も伴うでしょう。休日返上で働くこともいとわないため、オーバーワークになれば体調を崩します。すぐに治るからとたかをくくっていると、人生に長く影響を及ぼす恐れもあります。しかし、長引く不調により何かを悟り、それが転機となって事態が好転する可能性もありますが、他の天体と凶角を形成している場合は注意が必要です。

 

まとめ。労働の仕方によって健康も決まってくる。

6ハウスだけでなく、他のハウスでも仕事の場面は出てきますが、6ハウスの仕事の意味は「労働=生活するための手段」です。生きがいやスキルアップというよりも、いかにして働き食べていくか、根性を問われているといってよいかもしれません。社会人としての居場所の確立です。

このハウスで自立できるかどうかで人間関係や、規則正しい生活リズムが築き上げられ、健康習慣の確立、ひいてはその後の結婚生活や家庭の在り方につながっていくでしょう。

6ハウスから本格的に自分の人生をどう作り上げていくか、知恵と要素が詰まってきている感じがします!

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

 

ピスケス

 

 

 

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