ホロスコープの5ハウスについて

占星術

 

こんにちは、ピスケスです。

 

今日はホロスコープの5ハウスについて解説していきたいと思います。 

 

5ハウスは人格形成づくり、自己表現の部屋

1~4ハウスまでが主に家庭生活の中で自己の形成がなされていくのだとすれば、5ハウスは守られていた「家庭」という枠からちょっと抜け出して、恋愛関係やクリエイティブな活動などの媒体を通して自己を表現していく段階といえます。

人生の中でいえば、高校生の反抗期にあたるでしょうか。

そのため、恋愛や創作活動、遊び、個性の発揮、自己表現、道楽、子ども、趣味、娯楽、などが5ハウスのキーワードになります。

 https://freehorocharts.com/

これは私のネイタルチャートです。5ハウスに入っている天体はありません。

これは5ハウスの運を持っていないということではなく、私の人生において、この時期の運命としては可もなく不可もなく、至って「普通」なのだそうです。

確かに、高校生の頃に置き換えてみれば部活動も特に力を入れてやっていた訳でもないですし、芸術に傾倒することも、勉強に身が入っていたわけでもなく、親の庇護のもと、ぬくぬくと生活していましたね。

その後迫りくる苦労も知らずに……( ^ω^)。

 

太陽が5ハウスにある場合

ではまず太陽から、一つひとつ見ていきましょう。

太陽が5ハウスに入っていると、自分自身を5ハウスで表現したい気持ちが強いため、恋愛体質、クリエイティブな分野での自己表現が活発になります。情熱的な態度が相手の心をつかむでしょう。つまりモテる人に多い星の配置です。人生を芸術的な才能や、恋愛、遊びで楽しみますので、華やかな人生となります。そういえば高校にも必ずいますよね、後輩にモテて仕方ない「華やかな男子」や「マドンナ的な女子」が。5ハウスに太陽が入っていると、人生を通してそのような華やかさを身にまとい続ける可能性があります。

 

月が5ハウスにある場合

月には満ち欠けがありますので、恋愛などの感情も長続きしにくい傾向にあり、移り気です。

「陰陽」でいえば「陰」ですので、決して相手をもてあそんだりはしませんが、相手が盛り上がっている頃、ひそかに心はすでに冷めていたりします。月の冷静さがそうさせるのでしょうか。

また月は「母親」を意味しますので、子ども好きの人が多いかもしれません。保育園や幼稚園、知能教室などで子どもを相手にするような職業に就けば、自己表現ができて幸せ度が高くなることでしょう。

 

水星が5ハウスにある場合

水星の「知性」が芸術の分野で個性を発揮させてくれますので、知的で洗練された趣味を持ちます。

この配置にある人は、周囲の人よりもちょっと高度な趣味を持つと、水星の後押しで趣味が高じて仕事にできるかもしれません。

ただ、興味のあることが「子育て」や「恋愛」になってしまうと、相手に対して無理難題を持ちかけたり、要求がいきすぎてトラブルになる恐れもあります。自分にできることが相手にもできるとは限らないことを肝に銘じておきましょう。知的活動はあくまでも自分自身の向上のために行うべきです。

 

金星が5ハウスにある場合

自己表現が華やかで、元々「恋愛」の意味を持ち合わせる金星が5ハウスにあると、それが更に強化されます。太陽が5ハウスに配置されている人と意味は似てくるでしょう。当然モテる傾向にあります。

太陽と違うのは太陽はあくまでも主役が自分自身であるのに対し、金星は周囲の人を楽しませたい気持ちが強いことです。周囲の人の楽しむ姿が自分の喜びにつながりますので、そんな人を周りがほおっておくはずがありませんよね。芸術活動や恋愛、遊び、子育てなどを通して人生が華やかになっていくでしょう。

 

火星が5ハウスにある場合

冒険心が旺盛。難しいと思えることにも果敢にチャレンジするでしょう。

火星が入っているハウスはどこの部屋だとしても、まずその分野において積極的になると覚えておくといいと思います。うまい下手は別にして、5ハウスの火星は自己表現を遺憾なく発揮します。5ハウスに天体が一つも入っていない私としては、もし火星が5ハウスにあれば、少しは充実した高校生活を過ごしたのかな、と思わずにいられないです。うまい下手は抜きにしても、若い頃は勢いというものが大事です。小さくまとまっているよりも、下手だろうが恥をかこうが、それにより失敗しても、行動した方がその後の人生を変えると思うのです。

私のネイタルチャートでは、火星は一番最後の部屋である12ハウスにあります。これが何を意味するのかというのはまた、12ハウスの時に説明したいと思います。

 

木星が5ハウスにある場合

木星は「拡大と発展」の吉星ですので、これもまた火星で述べたのと同じように、木星が入っているハウスはどこであってもその分野が拡大、発展すると覚えておくと良いです。

5ハウスに木星がある人は、楽しみの多い人生で、投資や資産形成なども成功しやすいです。

恋愛もうまくいく傾向にあります。木星は「誠実な人柄」という印象を相手に与えるためです。木星が財産や所有する部屋にある人はお金持ちっぽい雰囲気を身にまとい、自分自身を表す部屋や仕事の部屋にある人は貫禄のある雰囲気を相手に与えます。恋愛の部屋にあると、優しくて誠実な印象を与えますので、おのずと恋愛運が上がるというわけです。

木星は他の天体と合わせてみた時に、凶角を形成してさえいなければ、その人の人生において最も得意な分野であり、ラッキーなことが起こりやすい部屋になるといえるでしょう。

 

土星が5ハウスにある場合

土星が5ハウスにあると、恋愛関係ではスムーズにいかないことが多いかもしれません。

また、子どもとの関係も意思疎通が難しかったり、遊びやレジャーもあまり好きじゃなかったり、自己表現するのが苦手か、もしくは自己表現することを許されない環境にあるかもしれません。

こう書くと、土星が5ハウスにある人はさぞガックリするかもしれませんが、土星は「試練」を与える星であり、決して「不幸」を与える星ではないということを強調しておきたいと思います。

土星が入っているハウス。まさにそれこそが私たちの「人生における課題」かもしれないのです。

土星の試練は30代前後ぐらいで急に終わったりします。そのため、若い頃は恋愛で苦労していたとしても、ちょうど婚期ぐらいで急に安定した関係を築けたり、なぜか分からないけれど急に自分を表現できるようになったりします。1~5ハウスの中に土星がある人は、人生の前半において苦しい思いや辛さを味わうことが多いかもしれませんが、早く終わるというふうに考えると、後半の人生ではラクができますよ!

 

天王星が5ハウスにある場合

奇想天外な発想が芸術の分野で才能を発揮します。やりたいことはどんどんやると、才能を認められて成功する可能性があります。常識的な頭脳や感性では新しい世界は生み出せないからです。もし、他の天体と凶角を形成していると、ちょっと変わった人に見られてしまう可能性があります。恋愛も急に始まり急に終わるなど、安定性に欠けるでしょう。天王星は新しいものや時代を作るには必要な力を授けてくれますが、「安定」を求めると、急に足元がおぼつかないような、不確定さを感じてしまいます。

天王星が入っているハウスでは、そこに新しい価値観や風を吹き込むというような、「自由」であるという意識を常に持っていることが大事です。

 

海王星が5ハウスにある場合

海王星はロマンチックな天体ですので、5ハウスに海王星がある人は恋愛体質の傾向となるでしょう。ただし、相手のイメージを勝手に作り上げているかもしれないので、現実的な姿を見てしまった時には一気に冷める、なんていうこともあるかもしれません。それがなければ一途に思い続けることができます。芸術活動も想像力が豊かですので向いています。もし、海王星に水星が何らかの形で関わっていたら、文筆業や漫画家になれるかもしれませんね。

向いていないのが現実的な思考を要する活動で、例えば5ハウスは「子ども」というキーワードがありますので、子育ては苦手とするかもしれません。また、「遊び」のキーワードにおいては、好みが偏る傾向にありますので、遊び全般が好きというよりは、内面活動においての遊びにハマるでしょう。

 

冥王星が5ハウスにある場合

「徹底する」という意味の冥王星が5ハウスにあると、スリリングな遊びが好きになる人が多いかもしれません。絶叫系のアトラクションなどです。それぐらいならカワイイですが、遊びを徹底的にしてしまうと、大人になってそれがギャンブルの場合は身を滅ぼす可能性がありますので、注意が必要です。

また、この傾向が恋愛において発揮された場合には、二股や三股、不倫関係にも溺れる可能性がありますので、気をつけましょう。

冥王星という星が入っているハウスでは、ついついやりすぎてしまったり、自分自身が望んでなくても思いもよらない展開になったりするんですよね。私も7ハウスに冥王星がありますが、7ハウスは「対人関係、結婚」の部屋です。ですので、思いがけないことがあったりしましたよ。それはまた7ハウスの時に説明しますが、5ハウスに冥王星がある人は道ならぬ恋や、命をかけてしまうような遊びとならないようにくれぐれもご注意下さいね!

 

まとめ。5ハウスは独り立ちする準備期間。他の天体との兼ね合いも重要。

ここでは5ハウスに入った天体のそれぞれの説明しかしていませんが、他の天体と吉角を形成しているか凶角を形成しているか、それともどの天体ともからんでいないかで意味がまた変わってきます。

そこがまた占星術の複雑なところですが、各ハウスにどの天体が入っていて、それが自分の人生にどのように色付けされているのかを知るだけでも、自分の得意とする分野、苦手とする分野が分かります。

過去になぜトラウマになってもおかしくないような出来事が起きたのか、ホロスコープを見てみると納得がいったりします。この「納得」をすると、今後また似たようなことが起きるかもしれないとしても、覚悟ができますし、この「覚悟」が人生に立ち向かう勇気を自分自身に与えてくれるのです。

得意な分野はそこを更に意識して伸ばすことができますよね。

 

次からは人生の中盤となる6ハウスに入ります。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

 

ピスケス

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