こんにちは、ピスケスです。
今日は久しぶりに占星術の勉強をしていこうかなと思います。
これまでに12サインの特性や、天体同士の関係性等をこのブログで解説してきましたが、サインを語る上では欠かせない「エレメント」と「モード」の説明をほとんどしてきていません。
今日はまず「エレメント」について説明していきたいと思います!
12サインをエレメントという元素に分ける。
元素、というのはここでは化学式の元素ではなく、火、地、風、水の4つの自然素材のことです。
この4つは以下のような特徴があります。
・火…燃える火のようなエネルギー。情熱ややる気。新しいものを生み出す力。
・地…大地や土を表す。どっしりとして安定し、固まり、すぐにそこにある実感として確かめられるもの。
・風…目に見えないエネルギーが、ものを動かし、変化を導くもの。
・水…海や川の水が流れるように、さまざまなものを一緒にして柔らかくするもの。
12種類ある星座はこの4つの自然素材に分類できます。
・火:おひつじ座、しし座、いて座
・地:おうし座、乙女座、やぎ座
・風:ふたご座、てんびん座、みずがめ座
・水:かに座、さそり座、うお座
次に、各エレメントに属するサインの特徴を、エレメントの特徴になぞらえて考えていきたいと思います。
「火」のエレメントは元気ややる気の象徴。自ら動いて周囲に主張する。
[おひつじ座]
合わせて読みたい→おひつじ座はこんな人、こんな星座
ざっくりいうと、「物事の始まり」を意味する星座でしたね。トップバッターとして皆を導く者です。
「火」のエレメントをおひつじ座の特性に重ね合わせると、
おひつじ座は、自分自身のやりたいことや主張したいことを、皆の先陣を切ってスタートさせる。
というふうに、やる気や行動力の矛先がどこに向けられるのかがより具体的になってきます。
では次に同じ「火」のエレメントであるしし座を考えてみましょう。
[しし座]
合わせて読みたい→しし座はこんな人、こんな星座
しし座は皆の頂点に立つという役割があります。それは百獣の王者ですからね。そしてまたトップに立って自分の主張を皆に認めてもらいたいという欲求があります。自分の主張を先陣を切ってスタートさせたいおひつじ座とはやや矛先が違うのがお分かり頂けるでしょうか。
しし座の特性を火のエレメントの特徴に重ね合わせると、
しし座は、自分がトップに立つための行動を自ら起こす。
となります。
[いて座]
合わせて読みたい→いて座はこんな人、こんな星座
いて座は哲学的で物知り、物事の全体像を知りたいという特性があります。
この特性をふまえて火のエレメントの特徴と重ね合わせると、
いて座は、自分自身の知的欲求を満たすための行動を自ら起こす。
となります。他のエレメントの特徴と大きく異なるのは、情報が向こうからやってくるのを待つのではなく、自分から行動を起こして情報を獲得していくというのが、火のエレメントに属するいて座の大きな特性となります。
「地」のエレメントは物質的な管理や豊かさの象徴。
[おうし座]
合わせて読みたい→おうし座はこんな人、こんな星座
おうし座は今目の前にあるものをとても大事にする星座でしたね。物質的な豊かさを表す星座です。
このおうし座の特性を地のエレメントの特徴と重ね合わせると、
おうし座は、形あるものをじっくり味わい大切にして、現実世界を実りあるものにする。
となります。
[おとめ座]
合わせて読みたい→おとめ座はこんな人、こんな星座
おとめ座は頑張り屋です。そしてまたおそらくは12星座イチの精神年齢が高い星座かもしれません。というのもおとめ座は非常に管理的であり、夢や変化ばかり求めたがる他のサインを現実的にいさめてくれるからです。
このおとめ座の特性を地のエレメントに落とし込むと、
おとめ座は、物質的、現実的に世の中を見渡し、管理体制を強化する。
となります。
[やぎ座]
合わせて読みたい→やぎ座はこんな人、こんな星座
やぎ座は合理的で常識人です。管理が上手なので、その点はおとめ座とよく似ています。
やぎ座の特性を地のエレメントの特徴に重ね合わせると、
やぎ座は、組織の管理をすることで精神的に豊かになり、充実感を得る。
となります。おとめ座とほぼ変わらないようにみえますが、個人的見解ではおとめ座は管理の強化を望むと同時に周囲にも自分の考えを浸透させたい欲求が強いようですが、やぎ座はあくまでも自分が管理できていれば満足するようです。おとめ座が自分の管理体制を周囲にも理解して欲しいと考えるのに対し、やぎ座は自分は異質な存在だと思われていても構わないということになるでしょうか。
「風」のエレメントは目に見えないものを動かし、変化を促す。
[ふたご座]
合わせて読みたい→ふたご座はこんな人、こんな星座
ふたご座は知識欲、好奇心が旺盛です。人とのコミュニケーションを取るのも上手な星座です。このふたご座と特性が風のエレメントの特徴と混ざるとどうなるでしょうか。
ふたご座は優れたコミュニケーション能力を生かして、周囲の人と情報を共有し、環境の変化を促す。
と私は解釈します。「人と情報共有することで得られる共感性」という、目には見えない感情を動かすことで変化させるのですね。
このふたご座の特性もいて座の知的欲求と非常に似ているのですが、いて座は周囲の人に得た知識や情報をまずは自分のために使ったのち、人に分け与えていくのが特徴的ですが、ふたご座の場合は最初から誰かと情報共有することそのものが目的である場合が多いかもしれません。
[てんびん座]
合わせて読みたい→てんびん座はこんな人、こんな星座
てんびん座は調和とバランスの星ですね。周りの空気を読んで動きますので、てんびん座の人がいるだけで場が和む、ということもあるようです。
このてんびん座を風のエレメントの特徴に重ね合わせると、
てんびん座は、調和とバランスの力を使って、世界のベクトルを平和へと向ける。
と解釈します。これは非常に大きな使命がてんびん座にありますね。
この「人との協調性」によって生まれる空気の穏やかさも目には見えないものであり、ふたご座の変化の促し方と似ています。世界の平和はまず自分の身の周りから始まりますから、ふたご座とてんびん座の特性はとても貴重なものです。
[みずがめ座]
合わせて読みたい→みずがめ座さんはこんな人、こんな星座
みずがめ座は人と違ったことをするのが好きな星座ですので、新しいシステムが生まれるのはみずがめ座の知恵からくるかもしれません。変わったことをして風のエレメントの特徴である変化を促していきます。
このみずがめ座の特性を風のエレメントの特徴と重ね合わせると、
みずがめ座は変わったことをして、周囲の人をあっと驚かせ、変化させる。
と解釈します。あっと驚かせることは何も大きなことでなくても、水がめ座のユニークさは単調になりがちな私たちの日常の空気を動かすでしょう。
「水」のエレメントはその流動性で全てを流し、包み込む。
[かに座]
合わせて読みたい→かに座はこんな人、こんな星座
かに座は人との心の交流をとても大切にする星座でしたね。また、家族をとても大事にしながら、外の人間関係も大事にします。
そんな価値基準の最優先に「人」を置いているかに座の特性を、水のエレメントに混ぜ合わせるとどうなるでしょうか。
かに座は、人間関係を流動的に動かして、人と人とをつなげる。
ということになるのではないでしょうか。
[さそり座]
合わせて読みたい→今日はさそり座について考えてみよう
さそり座は内に秘めた情熱のある星座です。そう書くと「火」のエレメントに分類できそうですが、行動力や自ら動くという点で、さそり座はあくまでも情熱を自己完結させる星座ですから、「火」ではなく「水」に分類されていると考えます。
では、さそり座の内に秘めた情熱や信念の強さ、また、忍耐強さは水のエレメントとどのように関係するのでしょうか。
さそり座は、信念を貫くことで心の満足を得て、世界を包括する。
と考えます。
さそり座の真の豊かさは物質にあるのではなく、精神的な安定にこそあると考えます。安心感や愛です。そういう意味で「地」の反対である「水」に分類されているのではないでしょうか。
また、さそり座の我慢強さや忍耐強さは私たちが物事を成就させるうえでなくてはならないものであり、このさそり座の特性は水のように私たち人間社会を包括する役割があると解釈しました。
[うお座]
合わせて読みたい→うお座はこんな人、こんな星座
うお座はその名の通りに水の中に生息する魚をモチーフにした星座ですから、水のエレメントの特徴を最も表しているといってよいかもしれません。
うお座は、形のない夢と理想を世界に示し、柔軟性を促す。
うお座の特性が水のエレメントの特徴と混ぜ合わさるとこのようになるのではないでしょうか。
水は全てを流します。この水の力を借りた慣用句で「水に流す」というたとえがありますが、これは「過ぎ去ったことをとがめない」という意味になります。「水」には全てを許す、という意味があり、うお座には12サインの一番最後の者として「許しを促す」という役目があると考えます。
おひつじ座から始まる私たちの人生が、色々な事を生み、その時々の経験を通じて背負った罪や後悔、傷などを、最後のうお座で全て流して許す、ということです。
うお座だけでなく、同じ水のエレメントであるかに座とさそり座にも同様に、起きたことを水に流してリセットする役割があると思います。しかし、12星座の最後であるうお座には、よりその特徴が強く出ると考えてよいでしょう。
まとめ。「エレメント」の特徴をふまえてサインをみると、より個性をつかみやすい。
いかがでしたか?各エレメントの特徴が少しはご理解頂けたのではないかと思うのですが。
このように、自分の太陽星座にエレメントの特徴を考えながら紐解くと、より自分自身の人生の使命が分かってくるのではないかと思います。
次回は「モード」の説明をしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします!(^^)!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
ピスケス
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