こんにちは、ピスケスです。
今日はうお座について解説していきたいと思いますが、うお座を語るにあたって、今年占星術の観点から見て、欠かせない重要イベントがありました。
2023年は土星がうお座入り
土星のうお座入りです。2023年3月7日~2026年2月13日のおよそ3年間、土星はうお座にとどまります。
土星はそれまでみずがめ座、その前はやぎ座にありましたが、どちらの星座も土星の力が強化されやすい状態にありました。
「環状惑星」の土星は、人々に厳しく制限を定め、社会的秩序をもたらします。心身を土星の環(わ)が拘束している、と想像すると分かりやすいでしょう。そのような役目のある土星は、「新しいシステムを構築し、集団をまとめる」能力に長けたみずがめ座と、「管理的で権威的」なやぎ座の中においては働きやすい状態だったのです。
うお座はその名の通り、水の流れに乗って世界を泳ぐ
ところが、2023年3月7日からうお座に入った土星にとって、うお座は真逆の性質を持つ星座です。
「多方向に流れていく」のが得意なうお座と「一方向から動きを制限する」土星は正反対です。土星にとってうお座は居心地が良いとはいえません。私たちに試練を与える天体、土星からのアプローチはこれまでの統制された社会の形成から、違った形で試練を与えることになりそうです。
うお座は「協調性」「適応力」「多角的に物事を見る」といった能力に優れています。
あなたがもし、何か一つのことにずっと悩んでいることがあるとしたら、うお座の友人知人に相談すると良いかもしれません。全く違った視点からのアドバイスをもらえるかもしれませんよ。「目からうろこが落ちる」といったことわざがありますが、それはまるでうお座の「多角的な視点」を象徴しているかのようです。
柔軟性に富んでいて、想像力が豊かです。うお座の特徴として「夢見るロマンチスト」という表現をされることが多いですが、それはうお座の想像力からきています。
共感性もあるので人に合わせるのが上手ですが、流動的で波があり、常に多角的に物事を見ているため、考えが変わることもよくあります。うお座本人にとってはそれはごく普通のことなのですが、他の星座からしてみると、気分屋で八方美人に映ることもあります。
また、想像力が強く、妄想癖のあるうお座も多いため、現実から逃げていることもよくあります。一つのことに腰を据えて取り組むのは苦手です。
今年から土星の試練をもろに受ける
そんなうお座に規制をかける土星が入ってきたのですから、うお座にとってもこれは決して過ごしやすいとはいえません。土星とうお座の能力はこれからの3年間、せめぎあうことになるでしょう。
しかし、うお座にとってこの状況は自分を成長させるまたとないチャンスです。これを機に自分のウィークポイントを克服しましょう。妄想癖をやめ、現実逃避をやめて、現実世界で自分に課せられた役割を全うするのです。
それは、妄想やゲームをやめて勉学に没頭することかもしれません。会社から与えられたプロジェクトの成功かもしれません。家族に対する経済的責任かもしれません。母親として子育てに責任をもつことかもしれないし、社長として社員の生活に責任を持つことかもしれません。
まだまだ現実世界では色々な役割がありますが、上記に挙げたことはいずれもうお座が見て見ぬふりをしたいことです。縛られることを嫌う星座なため、一つのことをやり遂げるのが苦手なのです。しかし、これらから目を背けず、むしろ喜んで背負い、妄想の中ではなく現実の自分に与えられた役割に没頭することこそが、土星を味方につける秘訣です。
かくいう私も太陽星座はうお座ですが、今年は確かに試練を感じています。
終わらないコロナウィルスやインフルエンザの拡大に、本業であるエステの仕事はいまだキャンセルが入りますし(むしろ今年が一番多い)、子どもが思いがけず中学受験をしたいと言い出したり。
人から直接非難を受けたりもしました。それは、誰の話を聞いても誰の気持ちもよく分かる、たしかにそういうところが私にはあるのです。自分ではそんなつもりは全くなかったのですが、客観的に見れば八方美人ですよね。私自身がどちらの側でもなかったら、どちらか一方の味方をするのは苦手です。
いえ、どちらかにはついていなければならなかったのでしょう。立場上はそうだったのかもしれませんが、気持ちの上では私はそのどちらでもなかったので、どちらの意見にも同調してしまっていたら、それはNG行動でした。
世間では何かの組織に属したら、どちらかに入らなければならないようです。
この私の経験は、うお座の失敗として分かりやすい事例として紹介しました。
ですがこの失敗は、私の世界を大きく広げるまたとないチャンスになりました。
こういった試練はうお座だけでなく、他の星座でも様子は違えど起きるでしょう。このブログで少しずつ説明していきたいと思っています。
厳しく優しい先生である土星の試練。これから3年間は受けることになるのを心しておきましょう!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
ピスケス
コメント
3年間が試練だととても長く感じますが子供の成長で考えればあっというまですね。
試練とわかっていれば逆に乗り越えようと頑張れる場合もありますし応援しています。